医龍 25
長く、激しい選挙戦の末、ついに政権を手にした加藤。その新人事が発表され、まさに改革の第一歩が始まったその日、朝田龍太郎は、一人、明真を去ってゆく。最後に残した言葉、それは伊集院へのもの、「医者になったな」「おめでとう」。きっと、もう戻るつもりはないのだろう。それぞれの正義。それぞれの愛。それぞれの夢。それぞれの誇り。戦いは終わり・・・・・それぞれの未来へ。【全224ページ】
この作品の他の巻
【全25巻】完結
医龍
NGOキャンプで優秀な外科医として働いていた朝田は、今は医者を辞め、悠々自適の田舎暮らしの毎日。そこへ大学助教授の加藤が現れ、彼を自分の大学病院に迎えようとする。だが、朝田はまるで興味を示そうとしなかった。そんな中、朝田の家にいた看護婦のミキが突然、倒れてしまい…!?
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
レビューPICK UP
みんなの感想
アツい (13人)
女性もOK (8人)
深い (7人)
シリアス (7人)
医龍 1
NGOキャンプで優秀な外科医として働いていた朝田は、今は医者を辞め、悠々自適の田舎暮らしの毎日。そこへ大学助教授の加藤が現れ、彼を自分の大学病院に迎えようとする。だが、朝田はまるで興味を示そうとしなかった。そんな中、朝田の家にいた看護婦のミキが突然、倒れてしまい…!?【全213ページ】
医龍 2
朝田は、心疾患で入院している藤吉講師の娘の手術を命じられる。医局では、教授同士の決定事項は絶対だが、朝田は自分で診察してから決めるという。一方、藤吉は娘の外科手術を拒み、医局からの追放も覚悟のうえで、娘を転院させるため病院を出て行くが…【全215ページ】
医龍 3
新薬に賭け、末期ガンと闘う妻とそれを見守る夫。だが、朝田との話で患者である妻の真意を知った夫は、担当医の渋沢に投薬を止めてもらい、ホスピス治療を受ける決意を伝える。それを聞いた渋沢は、新薬の治験がつまづくことに耐えられず、ある行動に出るが…!?【全221ページ】
医龍 4
バチスタ手術の候補患者が見つかった。一人は余命半年の少女。そしてもう一人は、加藤が慕っていた明真大付属病院の元看護婦長・奈良橋だった。改革のためには失敗を許されないバチスタ手術。加藤は悩んだ末に、成功率の高い16歳の女の子を選ぶが…!?【全211ページ】
医龍 5
バチスタ手術の最中、患者がチアノーゼを起こしてしまった!動揺する新米工学士の代わりに、朝田は人工心肺装置を使える伊集院に計器のチェックを指示する。さらに患者の心臓に新たな欠陥を発見した朝田は、なんと看護師のミキに越権医療行為であるグラフト採取を命じて…!?【全203ページ】
医龍 6
明真大では朝田と藤吉の激論の末、第二回バチスタ手術の日取りが決定した。だが、同時期にチームの看護婦・ミキの兄である北日本大の霧島が、バチスタ手術を成功させていた!!霧島にバチスタ論文を先に発表されれば、加藤の教授への道も閉ざされてしまう…【全211ページ】
医龍 7
荒瀬の知人・香が強盗の銃撃に倒れた。荒瀬と伊集院は、朝田の待つ明真大病院へ香を搬送するが、病院に到着したとき、香はすでに心停止していた。だが、朝田は伊集院が宣言したDOA(=病院到着時死亡)を否定してメスを執ることを決断。さらに天才麻酔医である荒瀬も、このオペに加わって…【全224ページ】
医龍 9
教授の座を狙った企みを見抜かれ、ついに野口に戦線布告した加藤。だが、新たに選挙改革案を提出させる教授を見つけなければ、計画は潰される。鬼頭に飲みに誘われた加藤は、一瞬、彼にその役を期待するが、「おそらく断られるだろう」と諦める。そこへ、鬼頭と待ち合わせていたらしい朝田が現れて…【全207ページ】
医龍 10
想定の範囲を超える深刻な状態であった赤ん坊の心臓を見て、加藤はバチスタ手術の中止を宣言する。だが、朝田だけは続行可能としてこれに反発。その主張は、ただでさえ難度が高い完全内臓逆位の患者に、一度バイパス手術を行なってからバチスタ手術をするという極めて危険な賭けで…【全205ページ】
医龍 11
老獪な野口、野心溢れる鬼頭…選挙改革案の可否をめぐり、複雑に思惑が交錯した教授会も、ついに採決を終えた。そして、一時離脱した朝田の帰りを待ちながらバチスタ手術を続けていた加藤の前には、採決を終えて見学にやって来た教授たちの姿が…。彼女の長く特別な一日の行方は…?【全229ページ】
医龍 12
日本の医療を変えるのは、あなたには荷が重い──と、加藤の前に立ち塞がった、強大すぎる対立候補者・国立笙一郎。すでにUCLAの教授職も辞してきたという彼の教授選への意気込みに、加藤は危機感を募らせる。そんな折、不在の朝田宛てに急を要するフランス語のメールが届いて…【全203ページ】
医龍 13
UCLA行きを決断した朝田を、自らの先行きへの不安から引き留めようと躍起になる伊集院。だが周囲の衝撃をよそに、当の朝田は泰然自若とした姿勢を崩そうとはしない。そんな折、教授選立候補者・霧島が明真大に到着。そこで彼は、対立候補者・国立の息子・真悟とニアミスするが…【全203ページ】
医龍 14
バチスタチームにとって政敵である霧島の方針に共感し、その助手につくことになった伊集院。大事な選挙戦を前に、一枚岩の結束が揺らぎ始めたチームだが、そんな中でも朝田は目の前の患者の命しか見ていなかった。一方、霧島の公開手術を前に緊張気味の伊集院は…?【全203ページ】
医龍 15
手術ミスを野口につかれ、追い詰められた霧島。そんな彼が最終的に下した決断は、ミスの隠蔽を止め、目の前の若い才能・伊集院を医者として導くことだった。だがそれにより、ミスの責任を負う立場になった木原は、キャリアの危機に直面する。「自分は捨てられる」と焦った木原は…【全203ページ】
医龍 16
一度は手術に成功したはずの患者の容態が急変した。しかも処置に必要な血液が嵐で届かないという最悪の状況を打破すべく、伊集院は自ら血液を取りに行く決断をする。患者の状態がほぼ絶望的である上、嵐の中外に出れば身が危険だとして、同僚の岡島は伊集院を制止しようとするが…【全228ページ】
医龍 17
嵐の中、伊集院が懸命に血液を運んだ甲斐もなく、患者は死亡したが、その血液で別の患者の命が助かった。朝田は、そのせめてもの吉報をあえて伝えずに、怪我をした伊集院を病室から連れ出し、遺族と対面して挨拶をするよう促す。遺族の顔を見るのが怖いと躊躇する伊集院に対して、朝田は…?【全222ページ】
医龍 18
妊娠中の妻が事故に遭ってしまった野口の息子・政之。女医の井坂が執刀にあたるが、自らも妊娠中である井坂の体調では、母体と胎児、両方の命を救う手術はあまりにも困難だった。そこで政之は、胸部心臓外科のエースであり、かつての恋人でもある加藤に執刀を願いでるが…【全224ページ】
医龍 19
医局の天下を争う教授選も大詰めを迎えた大晦日。医局員は、三候補が個別に行った納会へ、それぞれの立場や思惑で出かけていくが、同時刻に開かれた御大・野口恒例の納会には、誰ひとりとして姿を現さなかった。敗軍の将よろしく、雪の降る中、広い座敷で孤独に杯を傾ける野口だったが…!?【全201ページ】
医龍 20
霧島の内科治療案、国立のステントグラフト案に続き、いよいよ加藤が野口の治療プランをプレゼンする番がやってきた。だが、周囲の視線が集まる中で加藤が口にしたのは、人工血管置換手術という最も“普通の”方法。これには霧島や国立、そして当の野口までが内心鼻で笑う結果に…【全203ページ】
医龍 21
朝田に見限られ、自暴自棄になった荒瀬を公園に呼びだし、「立ち直って欲しいんだよ、あんたに!!」と言って拳を叩き付けた伊集院。無頼を気どる荒瀬の内に潜む、医者であることから逃げ出したいという気持ち。そのことに打ち勝ち、もう一度チームを組もうと呼びかける伊集院だったが…【全224ページ】
医龍 22
国立チームによる野口の手術中、名麻酔医・バウマンにまさかの持病の発作が!それにより筋弛緩剤が切れてしまった患者の野口は、血圧が上昇し、致命的な大動脈瘤破裂を起こしてしまう。緊急開胸のため患者を運ぶよう指示する国立だが、もはや助からないと誰もが諦めかける。だが、そのとき…【全226ページ】
医龍 23
屋上から身を投げた真悟を、地上で受け止めた朝田・・・・・・全身を強打した朝田は、その意識を失う直前、伊集院に自分を切れと言い残す。伊集院にとっては、いつか立ちたいと思っていた執刀医のポジション。オペチームのメンバーを自ら指名し、師匠の身体にメスを入れる。【全222ページ】
医龍 24
迫り来る、予備選当日。医局員が選ぶ次のリーダーは誰なのか。教授の座を掴み、日本の医療を変えようとする加藤、その理想は叶うのか!?そんな中、オペ室から運び出されるストレッチャー。患者の息は、あるや、なしや。患者の名は、朝田龍太郎・・・・・・【全224ページ】
医龍 25
長く、激しい選挙戦の末、ついに政権を手にした加藤。その新人事が発表され、まさに改革の第一歩が始まったその日、朝田龍太郎は、一人、明真を去ってゆく。最後に残した言葉、それは伊集院へのもの、「医者になったな」「おめでとう」。きっと、もう戻るつもりはないのだろう。それぞれの正義。それぞれの愛。それぞれの夢。それぞれの誇り。戦いは終わり・・・・・それぞれの未来へ。【全224ページ】
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