ウエディング・ナイト

著者ミランダ・リー
翻訳卯波ひろみ

ジャンル：ハーレクイン小説
長さ：156ページ
3.0 (4件) 4 4

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作品詳細

愛する男性の結婚式を演出すること――これほどつらい試練がほかにあるだろうか？

■フィオーナは、引く手あまたのウエディングコーディネーター。ある日、大富豪の未亡人キャスリンから仕事の依頼が舞いこんだ。コーディネートするのは、彼女の一人息子の結婚式。この仕事を成功させれば、名実ともに業界の第一人者になれる。ただ、一つだけ問題があった。キャスリンの一人息子とは、十年前フィオーナとつかのま結婚していた相手、フィリップなのだ。キャスリンは、フィオーナがかつての花嫁とは気づいていないらしい。そうとわかれば、依頼はキャンセルされるだろう。フィオーナは正体を隠してキャスリンの屋敷に出向いた。幸いにも、今や別人のごとく洗練されたフィオーナに、キャスリンは気づかない。ところが、そこへフィリップが……。十年前より魅力的になった彼は、母親が席をはずした隙に言った。「そんな芝居はやめるんだ」フィリップは気づいていた！　やはりこの仕事は降りるしかないの？

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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3
nobikoさん

2017-05-09

※このレビューにネタバレが含まれています。
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他のHQ小説で矛盾の塊の傲慢ヒーローをよく読むせいかこの作品のヒーローの言動はヒロインに対する葛藤であると納得できる範囲でした。むしろ結婚相手を理解してなかったことのほうが驚きでしたね。契約結婚かと途中、思っていたくらいなので親友やヒロインすら気付いていた違和感に目をつむっていたどころか気付いて無かったという設定はヒーローをおバカにしてる感じで残念。ヒロインももう少し毅然としていて欲しかった。愛のために別れたならば試着室のエピソードはヒロインにとってその根本を失わせるものです。星5つぐらい取れる物語展開なのにエピソードに齟齬が見られて評価ダウンです。

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3
神楽さん

2014-04-29

※このレビューにネタバレが含まれています。
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内容的には、あまりない展開と流れなので掴みとしては、とても良いと思います。とは言え、ヒーローの傲慢な行動とか、または、ヒロインが身に付けた教養や所作や知識など、その深さとかがイマイチ曖昧に思えて、二人にあまり魅力を感じられませんでした。過去と現在を上手く結びつけ、お話を上手く展開させているのはわかるのですが、別れても好きな人、肉体的にも魅かれてしまう根本的な相性という点での事が強調されているように感じられて、別れた時の事がわかりづらいこともあって、ナゾめいた感が強く、結局、読破はしましたが、もう一度読みたいとは思えず、48時間レンタルのままになりそうです;^_^A それでも、最後の部分の、ヒロインの告白はかなりの決意だっただろうことを思うと、心中を察して、胸がいっぱいになりましたが、意外な真実に、終わり良ければ、って思える終わり方でした(*^_^*)

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