春紫苑 ～殺人鬼の母となって～

昭和24年、終戦間もない東京。孝太郎はバラック小屋での貧しい暮らしの中、母と助け合って生活していた。孝太郎にとっての希望は、元華族の晶子との将来だった。就職が決まり、いよいよ晶子との結婚が現実味を帯びてきたころ、晶子は成金・大川の手に堕ちようとしていた。金を持っている者、狡猾な者たちに翻弄されていく孝太郎は世の不条理を嘆いて──？　戦後の混乱期を生きる母子の運命を描く表題作ほか、野口英世とその母の愛など「家族の愛」をテーマに贈る4作を収録！！

（※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています）

レビュー PICK UP

非表示にする 表示する

Renta!で購入済みのレビューのみ表示

この作品にRenta!で購入済みのレビューはありません。

2023-01-11

4

maiさん

Renta!で購入済み

※このレビューにネタバレが含まれています。

レビューを表示する

野口英世の母の話は泣けました。4つの話のうち、最初の3つはなんとなく時代のリンクが感じられましたが、ラストの話はちょっと毛色が違います。人の人生は続いて行くもの、最近の創作は全て結末まできれいに描いて十分に説明しないと受け入れられなくなっていると思うのですが、だからこそ尻切れトンボに感じてしまうのでしょうね、個人的にラストの話はあれでもいいと思います。あの後ヒロインたちがどうなるのか。想像の余地が...全部読む

0人

参考になった

レビュアーのレビューリスト 不適切なレビューを報告する とじる

新着順 評価順 参考になった順

元に戻す レビューを見る（6件）

レビューを書く