言葉だけでは伝わらない

家族愛に程遠い育ちをして、家を継ぎたくなくて馬鹿を演じる世界的なセレブ・ランスと裕福な環境にありながら事故で両親を失い、他人との付き合いが出来ない『行動できる ひきこもり』である昴。そんか2人の恋のお話。ランスは序盤から昴に無自覚ながらも好意を持って甘く、昴も他人との付き合いが出来ない自分の性格を自覚しているのにランスやその友人達とは楽しめる事を喜びます。2人は愛し合っていますが価値観の違いでお互い戸惑いますが、致命的な擦れ違いが生じる前に腹を割って話せばきっと大丈夫。そう思いたいです。

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作者サマが後書きでも言っているのですが『行動できる ひきこもり』である昴とイギリス人セレブ・ランスのお話です。話し序盤辺りから既に攻のランスが昴に好感を抱き、甘やかしていく様が見てとれます。ランスの会社の交渉先として登場する須和に対しての、昴の持った印象が微妙に矛盾している点が些細ながらも最期まで気になってしまいました。ふたりがこれから先も一緒に過ごしていく上で、日常的に出てくるであろう“価値観の違い”を、どれだけ埋めていけるかが肝要。昴の様子を見ていると、ちょっと不安……。適度にエロ有りで、サラリと楽しめます。ただ、ホントにあっさり風味なので星は3個で。

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