悲しきクリスマスキャロル すりかわったエンジェル I

アニーは途方に暮れていた。侯爵令嬢のレディ・ローズという身元を隠し、一人で旅に出たものの、運転していた車がロンドン郊外で故障して、立ち往生してしまったのだ。偶然出会った瓜二つのリディアに身代わりになってもらい、初めて自分だけの気ままな時間が過ごせると思ったのに……。アニーは仕方なく、整備工場に連絡してレッカー車に来てもらった。やってきたのはジョージという不機嫌な男で、十代の娘も一緒だった。離婚経験者で、工場を継がずに家を出たあと、父親の入院の知らせに、会社の拠点を置くカリフォルニアから帰ってきたばかり――。家に泊めてもらうことになり、ジョージの抱える事情がわかるにつれ、礼儀知らずで無器用な彼に、アニーの心はなぜか強く揺らぎ始めていた。
■リズ・フィールディングから、すてきなクリスマスストーリーをお贈りします。誰もが優しくなれるこの美しい季節、二人の天使が入れ替わって起こる愛の奇跡の物語にぜひご注目を！

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 5

  神楽さん

  2012-12-13
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  愛と家族と絆のお話です(*^^*)公爵の娘として生まれたヒロインが、両親の死を経て、イギリスの天使とも呼ばれる女性へと成長します。しかし、自由も心の平穏もなく、分刻みのスケジュールと檻の中にいる様な生活に、拒食症になりかけていました(-_-;)そこに現れたヒロインのソックリさんの、あまりのソックリ具合に、お互いが驚く程。そして、つかの間の自由の為に立場を入れ替わる、というお話です(*^^*)そして、脱出した途中で車が故障し、修理工場に電話をしたことで出会った二人。お互いに惹かれ合い、お互いに家族という共通点の問題を抱えていました(-_-;)家族との過去、現在、結婚問題等を含めたそんなこんなを描いている作品ですが、逃亡があまりにも簡単なのがちょっと怪しいものの、全体的にはよく描いていると思います(^-^)ラストは良かった！って思える作品です(*^^*)読後は温かい気持ちになりましたし、次の作品が楽しみになりました(^-^)v

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