恋愛薬局綺譚

（表紙よりも）絵が美しい！７話たっぷり楽しめました。寄宿舎の男子、とか、いいです・・・。あやしげな薬局のふたりがいろいろからんできます。

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短編集です。サラッと読めます。他の方も書かれていたように、薬局の二人が謎のまま、続きがないか探したけれど、チロルさんの単行本はこれ一冊なんですね。まだ絵は描いてらっしゃるようなので、気長に待ってます。

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私はけっこう好きでした、この雰囲気。絵柄もそんなに粗いと感じなかったし・・・古臭いという意味ではなく、70年代の少女漫画のような感じを受けました。　小道具や背景・植物など良い感じだし人物もきれい。ただお話の内容については皆さんレビューで書いていらっしゃるように、ちょっと展開が強引だったり唐突だったり「雰囲気だけ」で描いているみたいな所があります。それは最後のほうに載っているデビュー作「コトリの丘」が一番、「なんじゃコリャ」みたいな展開でした(^_^;)　そしてメインの薬局の２人の謎が分からないまま、というのが残念。続編とかでその辺を描いてほしいです。それでも絵が好みなので全体的には良い印象。

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絵柄への評価が極端に分かれていたので、読む前にかなり迷いました。私としても好みの絵とはいいづらいですね。でも別に手を抜いたと言う感じよりは、変わった絵柄…ってとこでしょうか。設定がユニークで、ストーリは穏やか。短編集ですので軽く読めてよかったです。最後のあとがきに作者自身も触れていますが、薬局の二人に話しがあまり出てこないのがちょっとさびしいですけど、後のお楽しみっていうことになるんでしょうか。

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人間の目というのはグラデーションが美しいと判断するのでカラーでグラデが綺麗だと美しいと感じるので、この方の色の塗り方が非常に繊細で美しいから、内容の白黒よりも、ずば抜けて綺麗に見えるだけだと思います。しかし、内容の白黒の方でも、かなり上手いと思います、美しいです。話の内容は、少しばかり、レールの上のような感じもありますので、もう少し王道から外れても良いんじゃないかと感じました。欲を言えば、相思相愛ばかりでなく、何かしらアクシデントがある話もあったら良いかもです、書き手さんが優しいせいかもしれません。どの話も、似通った甘さと幸せがあると思います。好きな人は好きなんじゃないかな、私は好きです。

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