画家オーバン・フレサンジュが愛した対象

無口で無愛想だが才能は高く評価されている画家のオーバンは裸婦像を主に請け負っている。しかしある日、パートナーの画商・ミシェルが連れてきたモデルは美しい青年のルカ。実はオーバンは男性しか愛せない性癖をひた隠しにするため男性モデルは避けてきたのだが、今回はどうしても断ることができずルカを描くことになる。しかし自己の内なる衝動を抑えきれなくなったオーバンは、ついにルカを…！？

【リンクス編集部によるお薦めコメント！】
表題作は自己の鬱屈とした暗い情欲が爆発しそうな画家のオーバンと自分の居場所を探している美しい青年モデルのルカの恋。もう一編はバイオリニストで作曲家である貴族の少年・セリムと過去にワケアリな忠実な執事・ヴァルターの恋物語。読み応えのある長編2編に描き下ろしを加えた、まるで古きよき欧風映画のような世界で紡がれる上質なラブストーリーです。

（※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています）

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