天使の傷あと

自分も酷い目に遭いながらも、妹を救えなかったと自分を責め続けるヒロインが可愛そうでした。事件は解決していても、心の傷はそうそう直ぐに癒えるものではありません。ヒーローとヒーロー家族がとても良い人たちで、ヒロインの心の傷を癒す為に、神様が巡り合わせたのかも。笑顔が戻ったヒロインにホッとしました。

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辛い過去を背負ったヒロインが、ヒーローと出会い、心が癒され人生を新たに…。ありがちな設定のお話ですが、荒涼とした冬の牧場、飾り気のない登場人物、確かにそれまでとは違う背景に心が洗われる自然に引かれました。人生をやり直すにはこんな場所が必要なのかも…。ヒーローのビジュアルも気取りがなく素敵です。

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操さんの作品は凄く泣ける作品が多くてこの方の作品は全部読んでます(*^^*)今回も流石って作品にになってました。

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過去を捨てきれずにいるヒロインと過去はどうでもいいと言いながらと向き合えていないヒーローが惹かれあって結婚する話。ちょっと絵柄が古い感じがしますが、全体的な構成などは問題なく最後まで楽しめました。【ネタバレ】★ヒロイン→両親は喧嘩ばかり、父親が母親をいつも殴っているのを妹のゾウイと震えながら見ていた。その後両親は飲酒運転で事故って死亡。妹と二人で暮らすことになったがその妹は暖かい家庭を築きたいと言って20歳になる前に結婚、ヒロインは獣医の勉強を始める。その後ヒロインの元へ妹が夫からDVを受けていると言って逃げてきてヒロインは妹を匿うが、しばらくすると妹は家に帰ってしまった。心配するヒロインが妹のところに駆けつけた時には妹は夫に殺されていて、ヒロイン自身もその男を離すまいと必死に掴み続けた結果全身に怪我を負い、肋骨も2,3本折れる。自分は幸せになる資格がないと思い込む。★ヒーロー→ヒーローが生まれる何年も前から父親は病気で寝込んでおり、ヒーローが生まれたのは父親が死んでから半年以上後のことだった。加えて容姿が他の家族と違うことで、母親が浮気してできた子だと噂される。祖母や兄が「お前は家族だ」と言ってくれているので、真実はどうでもいいと過去にとらわれないように装っている。★全体的なネタバレ→ヒロインがヒーロー宅で行われるヒロインの為の舞踏会に招待される。ヒーローが次々と相手を変えてダンスを踊る様子に軽く嫉妬して（さらにヒーローには愛する者ヘヴン(実は馬)がいると聞いた）、ダンスを断り、さらにヒーローの容姿を取り上げて変わり者だと言ってしまう。ヒーローが会場から出て行った後でヒーローの祖母から事情を聞かされ、ヒーローを追いかけて庭に出て会話をする。「過去に支配されて生きるのは臆病者のすることだ」という言葉に「羨ましい」と言うヒロイン。仲直り後、ダンスをして、そのまま流されそうになるが肋骨が痛んで部屋に連れて行かれる。そこでヒロインの過去を聞かされたヒーローは「俺では彼女の苦しみを癒すことはできない」と、ヒロインは「自分が背負わなければならない罪をヒーローに押し付けたから避けられた」と互いに誤解。その後色々あって、火事から助けたヒーローの姪に「お姉ちゃんありがとう」と言われてヒロインは呪縛から解放される。ヒーローがプロポーズ。子どもの名前はゾウイにしょう、でハッピーエンド。

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本当にDVだけは絶対許せない。極刑にしてやればいい。心の傷は中々治らないんだよ。もう一度前向きに生きることが出来るのは奇跡に近い。

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