【全2巻】完結
はるのゆきは溶けない【合本版】
「僕はね、春の雪ってとても良いと思うんです。まるで八重桜のようで」
あの頃の、聞けるはずのないあの声が、また私の名前を呼んでいる―
なんとなく冴えなくて、ロマンチストな津田先生。
春野雪はそんな先生が大好きで、隣に並びたくて教職の道を選んだ。
大学も卒業間近、あと一歩でその夢が叶うという矢先、先生の訃報が届いた。
伝えられなかった想いと、叶えることができなくなった夢に戸惑う雪。
私はどうしたらいいんだろう―。
一方、幼くして母親を亡くし、次いで父親を失った津田の息子・律もまた、
深い悲しみから動けずにいた。
止まった二人の時間は、お互いを見つけた瞬間から動き出すが、
再会したのは思わぬ場所で…
※この作品は「はるのゆきは溶けない」(1)〜(6)の合本版です。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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みんなの感想
はるのゆきは溶けない【合本版】2巻
止まった二人の時間は、お互いを見つけた瞬間から動き出すが…再会したのは思わぬ場所で―※この作品は「はるのゆきは溶けない」(7)〜(12)の合本版です。【全210ページ】
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