
やれたかも委員会
もしもあの時、勇気を出していたら……
そんな誰もが心に秘めている忘れられない夜を犠星塾塾長 能島明、ミュージシャン パラディソ、そして財団法人ミックステープ代表 月満子が判定します。
「やれたかもしれない夜は人生の宝です。」
ネットで話題のあの作品が待望の電子書籍化。
note、cakesで発表された第1話~第8話を大幅加筆修正。さらに特別編「まるでクジラの胃袋のような長い廊下で」6pを描き下ろしで収録。
(保坂和志さんとの対談記事は紙書籍のみの収録となります。ご注意ください。)
※case001、case002は単行本「スイートメモリー」にも収録されております。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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エディターのおすすめ
「やれたかもしれない」思い出を持つ人が、面接会場のような場所に訪れ、
「あの時こうしていたら」的な甘酸っぱさやほろ苦さが残る思い出を語り、
男性2名、女性1名で構成される「やれたかも委員会」メンバーが、
「やれた」か「やれたとは言えない」かを判定するというオムニバス形式の作品です。
誰しもがちょっと勇気を出していれば、違ったアプローチをしていれば、
みたいな場面ってあると思います。それにスポットしてます。
語られるエピソードはリアルそのもので、男性目線からすると共感が満載です。
時が経ち思い出を都合よく解釈したり、美化しちゃってて
女性側からすると男性の自意識気持ちわるっと思うかもしれません。
ただ判定の時に女性判定員が代弁してくるので安心です。
「やれた」か「やれなかった」かなんてどうでもいい過去で、
未来に生きろよと思うのですが、思い出を後生大事にしたり、
浸ったりする男性は多いです。
勘違いも大いにするので好きでもない男性には優しくしない方がいいです。
廊下ですれ違っただけで「やれたかも」と語るおっさんのエピソードには笑いましたが、
まじでそういうとこありますよね。男性って。
(編集:吉田|作成日:2018/5/14 )