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三丁目の夕日 夕焼けの詩
昭和30年代に現代人の心のふるさとを追う珠玉作の数々。ある場所に腕利きの大工がいた。その職人芸たるや、立てた柱に後光がさすといわれるほどのもの。だが、世の中は高層建築の時代に変わり、彼の腕を発揮する場所もどんどん無くなっていく。そんな彼の元に、ある依頼があった。なんと宇宙衛星を木造で作ってくれというのだ(第1話)。他、魔術師、子役タレント、キャバレーのホステス、刀鍛冶、カメラマン…さまざまな場で活躍する“プロフェッショナル”たちの姿をコミカルに、またペーソスあふれるタッチで描いた、現代のメルヘン集。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 1
昭和30年代に現代人の心のふるさとを追う珠玉作の数々。ある場所に腕利きの大工がいた。その職人芸たるや、立てた柱に後光がさすといわれるほどのもの。だが、世の中は高層建築の時代に変わり、彼の腕を発揮する場所もどんどん無くなっていく。そんな彼の元に、ある依頼があった。なんと宇宙衛星を木造で作ってくれというのだ(第1話)。他、魔術師、子役タレント、キャバレーのホステス、刀鍛冶、カメラマン…さまざまな場で活躍する“プロフェッショナル”たちの姿をコミカルに、またペーソスあふれるタッチで描いた、現代のメルヘン集。【全242ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 2
夢野平四郎は人気マンガ家。とはいってもそれは昔の話で、現在はアパートの経営者として悠悠自適の毎日である。だが、初老となった今も、マンガへの意欲は決して失ってはいない。そんな彼の元に、ある出版社から単行本発行の依頼がある。喜びいさんで新作の原稿を持っていった夢野だが、それは昔のヒット作の復刻版の発行依頼だった。その晩、複雑な思いで酒を飲む彼の前に、学生時代の親友が現れた…【全241ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 3
時は昭和30年代の夏。ここは路地で子供たちがベーゴマの腕を競っているようなどこにでもある町、夕日町三丁目。そんな町に鈴木さん一家が引っ越してきた。お父さんは社長。だけど、苦労の末にお店を開いた、立派な一国一城の主だ。一方、息子の一平は近所のガキ大将に早速ベーゴマの挑戦を受ける。ベーゴマは苦手な一平だったが…【全242ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 4
三丁目の白雲館はスッカラカンの苦学生ばかりの下宿。ここに住む細野と品川は、ひとつのコッペパンを争い、生のキャベツにに塩をかけて食べるような毎日を送っている。だが、そんな二人にも夢だけはある。細野は一流商社への就職を目指し、品川は、芥川賞をとるべく小説修行に励んでいたが…【全242ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 5
時は昭和21年。終戦で三丁目に復員してきた新一は「森テーラー」のひとり息子。店が焼けたショックでやる気をなくした父に代わり、一人で店を建て直し、きりもりしていた。そんなある日、父の友人・中野が家にやって来た。銀座の一流テーラーの店主だった彼は、空襲で店を失い、行方不明となった婚約者を探しているという…【全240ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 6
今日も相変わらず鈴木オートは大忙し。昭和30年代に入り、国産車も様々な新型が登場しはじめ、町の修理工場も不勉強ではやっていけない。そんなある時、メーカー主催の研修会の誘いがやって来た。社長は、鈴木オート代表として従業員の六さんに参加してもらうことにしたが…【全244ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 7
独身の若手サラリーマン・五郎はある週末、バーのホステス・ヨー子と一夜を共にする。翌朝、五郎の部屋でくつろいでいた彼女は、自分が“いつでも空に虹を出す力”を持っていることを明かす。それは子供の頃にひとりの黒マントの怪人に授けられた能力だという。実は五郎も子供の頃にその怪人に出会っていたが、彼はそのことを忘れていた…【全245ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 8
単調な毎日に不満を感じている女子事務員の広美は、ゴーゴー喫茶で不良がかった若者・敬一郎と知り合う。堪え性がなく、職を転々とする敬一郎は「太く短く生きる」が身上。妙に意気投合した二人はやがて同棲を始める。給料が入れば毎晩二人で遊びまわり、金が無くなるとパンの耳をかじる。そんな自堕落な生活も、二人にとっては楽しい日々だったが…【全234ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 9
お父さんと二人暮らしのミッちゃんは、実はまだ一度も海へ行ったことがない。だが、今年の夏は海水浴に連れて行ってくれるという。大喜びのミッちゃんは水着や浮袋を買い、お弁当のおにぎりもたくさん作って用意万端。そして翌日…初めて見た海は歌のとおりにとても大きかった。熱い砂、海の家で飲むラムネ、砂で作ったお城…初めての海水浴はあまりに楽しく、そしてあっと言う間に時間は過ぎてゆく…【全242ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 10
ガリレオこと大原さんは、一平のクラスの級長。真面目で熱心すぎて、みんなの反感をかうが、なぜかいつも級長に選ばれる。今日も一平たち悪ガキは、先生の目を盗んではいたずらに励み、大原さんに言いつけられる。いわば、一平たちの天敵である彼女だが、ある日から大原さんが学校に来なくなった。聞けば結核で入院してしまったという…【全234ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 11
海辺の道を赤いスポーツカーでとばすハンサムな青年。彼は普段は一介の工員なのだが、思うところあって、今年の夏は大胆にイメージチェンジしたのだ。車はレンタカー、キメにキメたファッションも貯金をはたいて買ったものだが、見た目は青年実業家風に見事に変身。海で美容師見習いの女の子と知り合い、楽しい一日を過ごすが…【全226ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 12
新聞社に勤める上野は、ある日、立て続けに二人の同僚に相談を受ける。二人とも上野の大学の後輩である学芸部の石川小百合を紹介して欲しいというのだ。小柄でやせていて、色も黒い小百合だ。上野は女性としての魅力をまったく感じない小百合がどうしてこんなにモテるのか合点がいかない。だが、彼には、初めて会った第一印象でその人間を認識してしまうという、昔からの悪い性癖があった…【全234ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 13
幼い時に母を亡くした井上まどかは、天才ピアニストとして話題の少女。だが、ばあやに甘やかされて育ったため、好き嫌いが多く、身の回りのことさえ一人で出来ない、とてもわがままな女の子になってしまった。そんなある日、父親が再婚し、新しいお母さんが家へやって来た。なんだか意地悪そうな継母に、不安をおぼえるまどかだが…【全234ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 14
一平のクラスの聖子ちゃんは、なぜか決して素足を見せない少女だった。身体検査の時も、体育の時間もいつも長ズボンをはいたまま。臨海学校にも一度も参加したことがない。気になってしょうがない一平たちは、「足にウロコが生えてるから」「毛がモジャモジャ生えてるから」などとはやしたて彼女を泣かしてしまう。そんな一平たちをたしなめてくれた俊彦に、聖子ちゃんは自分の足の秘密を告白する【全230ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 15
銭湯は人と人が裸で付き合う場所。三丁目の松の湯は今日もお客さんで一杯だ。一番風呂に集い、都都逸をうなるのは近所のおじいさんたち。やがて日が暮れると、家族づれの時間。鈴木さん一家や、ミキちゃん一家が集まってきた。夜が更けると刺青のおじさんや学生、夜勤前のお巡りさんなど、いろんな人がやってくる…【全234ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 16
三丁目にもじめじめした梅雨の季節がやってきた。だが子供たちは遊びの天才。車の泥はねやぬかるみを避ける行為でさえも、忍法に見立てて大はしゃぎだ。一方、土砂降りの雨のなかでも働かなければならない大人たちは大変。鈴木オートの社長はカッパをかぶって出張修理にかけずりまわり、六さんはオート三輪を運転していてぬかるみにはまって困り果ててしまう【全231ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 17
三丁目の山本山さんの家には大きな柿の木があある。秋になると子供たちが柿の実を狙ってやって来るが、どうもケチな性格の山本山さんは、柿泥棒を追い払うのに大忙しだ。追い払うのは柿泥棒だけではない。自慢の娘・陽子に悪い虫がつかないよう始終目を光らせている。一方、苦学生の下宿の白雲館では、二人の学生が空腹の余り山本山さんの柿を盗みに行こうと相談していた【全235ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 18
三丁目にある唯一の写真屋さん、高木写真館は学校の卒業アルバムや記念写真、お見合い写真にDPEと、町の写真を一手に引き受けていた。特に婿養子の豊の仕事は丁寧で、ご近所の評判もうなぎ登り。お見合い写真では、本人より何倍も美人に撮ってくれるし、失敗した素人写真もプリントのテクニックでなんとかしてしまう。だがその裏には豊の並々ならぬ苦労があったのだ【全235ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 19
大晦日。のぼると小百合の新婚夫婦は、正月はのんびりとふたりだけで過ごそうと語り合っていた。そこへ、突然のぼるの同僚・立木がやって来た。ちょっとタバコを買いに外にでかけたのぼるだが、思わぬ事が重なりなかなか戻れなくなる。次第に小百合と立木をふたりきりにしたことが気になり始め…【全227ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 20
三丁目に住むまり子のおじいさんは、箱庭を作るのがうまかった。ある日、材料を買いに出かけたおじいさんとまり子は道に迷ってしまう。実は、おじいさんはボケ始めていたのだった。そして……【全231ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 21
いつものように忙しい鈴木家の大晦日。買い物に出かけたトモエさんは、商店街のくじで一等を当てる。賞品は大晦日から3泊の正月旅行。みんなで喜んででかけるのだが……【全232ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 22
久々に鈴木一家は、父・則文の田舎へ里帰りする。そこでバッタリ則文の初恋の人に会う。息子の一平はその女性が母・トモエに似ていると言い出す。ある日、その女性が息子を連れて歩いていたのを見たトモエは、あまりにもその子供が則文に似ているので則文の隠し子ではないかと疑いを懐く…【全232ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 23
古くなり、手狭になった家を立て替えることになった川崎さん一家。ところが、家族それぞれが自分の希望を言うため、大工の三沢さんは大弱り。そんな折、奥さんの姉夫婦が無理して新築した家が原因で離婚する。これを知った川崎さんは、大工の三沢さんの人柄を信じて全てを任せることにする【全228ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 24
「肥後守」は一平たち子供の宝物。昔は、この小さなナイフ1本で、エンピツも削れば、遊び道具までも作ったのだ。ある日、友だちのサブちゃんが、持っていた飛び出しナイフで大ケガをしてしまい、ナイフや刃物は親たちがら取り上げられることに…【全225ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 25
駄菓子屋&小説家の茶川さん宅にいる淳之介が倒れた。心臓が悪く手術をしないと命が危ないと医者に云われる。実の子供のように可愛がっていた茶川さんは、手術をさせたいのだが、親の同意書が必要と知り、行方不明の母親を必死になって捜すが…【全226ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 26
シゲルが子猫を拾ってくるが母親は飼うことを許さず、シゲルが学校へ行ってる間に捨てに出かける。その途中で占い師に「その猫は幸運を招く」と声をかけられるが本気にせず、捨ててくる。その帰り道、買い物をしているとラジオから今日、夫が面接に行った会社が火事になり、全員が死亡したというニュースが流れてくる。しかし、夫は生きていた。今朝、あの猫が夫の背広に粗相をしたために面接に遅刻して命拾いをしたのだ【全224ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 27
年男は、恋人・真理の家に初めて行ったとき、好物のいちじくを出され大喜び。そんな彼に好感を持った真理の家の家族も温かく迎えてくれた。ふたりは幸せいっぱいだったが、結婚式も間近になったある日。真理はウェディングドレスを見に行った帰りに事故にあい死んでしまう…【全221ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 28
まだ、チョコをあげる習慣がなかった昭和30年代のあるバレンタインデー。栄子は、哲夫にチューリップの花束をプレゼントする。大学の研究員で勉強ばかりしている哲夫は、その花詞が「愛の告白」ということに気が付かない。そんな風に恋愛にうとく、ノンビリとしていて、どこか超然としている哲夫。そこに英子は惹かれていたのだ。その哲夫との仲がいっこうに進展しないのでちょっぴり英子が不安を感じていた時、20世紀最大の日食が東京でも見られる日が来る…【全221ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 29
高校三年の洋一郎は、夏期講習をサボったことで母親から「学歴がないと、お父さんのように万年係長よ!」と小言を言われる。父親にも説教された洋一郎は、父親に捨てゼリフを残して外に出た。すると、町で不思議な少女と出会う。そして、その少女の誘いで、今ケンカしたばかりの父親の過去を見に出かける…【全229ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 30
昭和41年。地方の高校を卒業した根子は、グラフィックデザイナーを目指し、東京の専門学校へ入学する。学校では年令はバラバラだが仲が良い同期の友達もでき、充実した日々が続いていた。根子もめきめきセンスを上げ、イラストレーターのバイトもするようになっていた。卒業の春、根子はひそかに想いを寄せていた仲間の森から、倒れた父の跡を継ぐため故郷へ帰らなければならなくなったと告げられる…【全223ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 31
東京タワーへの学校見学を楽しみにしている一平の姿を見て、鈴木さん夫婦は息子が幼い頃の日々を思い出した。幼かった頃の一平は神経質で食も細く、色々と心配させられることも多かった。加えて、生活もあまり余裕はなかったのだが、それはそれで楽しい日々であったと今では思う。そして、その頃ほんとうに幼かった一平にも、脳裏に深く残る思い出のメロディがあった【全217ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 32
章太の家の食卓には、いつもおばあさん自慢の梅干しがあった。章太もよくこの梅干し作りを手伝ったものだった。そんな章太も成人して父親となるほどの長い月日が流れたある日。おばあさんは、数年分の梅干しと数々の思い出を章太に残して、天国へ旅発っていくのだった【全227ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 33
鈴木一平の友人・ひろしは、寝る時には自分のふとんに入っていた湯たんぽが朝になると父親が持っていることに疑問を抱く。「それはね、湯たんぽが夜中に歩き出して、お父ちゃんの布団に入るからだよ」とおばあさんから教えられたひろしはさっそく友人の一平に話す…【全207ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 34
鈴木一平の友達・三郎はハムスターを飼い始めた。学校にも連れて行くほど可愛がっていたある日、ハムスターが野良猫に襲われ、死んでしまう。かたきを取るため、三郎と一平たちは野良猫退治に向かうが…【全213ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 35
角さん夫婦はポチという犬を飼っている。世話は主に奥さんがしているのだが、どういう訳かポチはダンナさんの方に馴ついていた。そのダンナさんが九州へ出張に出かける前日、ポチの具合が悪くなる。奥さんは夫から「獣医に診せろ」と言われて驚く。というのも、ケチで普段はポチのことなど気にもかけていない様な夫が、そんなにもポチのことを思っていたなんて意外だったからだ…【全205ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 36
おばあちゃんが、猫のモモとおしゃべりしていたと言うのを聞いて驚いた進一郎は、母に話すが「おばあちゃんは年だからモウロクしたんだろう」と相手にしない。そして、ある日。進一郎は、おばあちゃんが倒れたのを知らせるために猫のモモがしゃべるのを確かに聞いた…【全206ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 37
鈴木さんの家が一家揃って、妻・トモエの本家へ遊びに行く。一人息子の一平は、栗ひろいが出来て大喜びだが、どうも両親の顔色が冴えない。実は、今回の鈴木一家の訪問の目的は、お金を借りることだったのだ【全211ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 38
長女ということだけで、すぐにお母さんから家の手伝いやらされるのを真美ちゃんは不満に思っていた。ある日、いつものようにお母さんを手伝って夕食の用意をしていると、突然お母さんから「自分がいなくなっても頼むわね」と言って抱きしめられる。何のことか分からず、戸惑う真美ちゃんだったが…【全223ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 39
浮田さんと岡田さんは、会社の帰りにバーで飲んでいた。なにやら浮田さんはニコニコしていて浮かれている。その理由を尋ねると、長男が結婚し、嫁と同居しているのだが、彼女とは気が合い毎日が楽しいという。彼女からプレゼントされたネクタイも自慢するほど。うらやましく思う岡田さん。岡田さんにも27歳になる息子がいるが、まだ結婚が決まらない。そこで浮田さんは岡田さんに気だてのいい、すみれさんを紹介する。早速見合いをしたふたりは、なかなか似合いのカップル。岡田さんも大喜びするが…【全207ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 40
電話が一般に普及していなかった昭和30年代。電報配達員、宇奈田早男は、様々な事情を持つ人々の所へ、日夜電報を届けている。そんなある日、夜中まで配達してぐっすり寝ている宇奈田のもとに、一通の電報が……【全206ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 41
慎太郎くんは英字ビスケットが大好き。しかし、一週間に2回10円ずつしかもらえないお小遣いでは、満足いくまで買うことができない。超能力があればもっとたくさん買えると思い、練習する慎太郎くんだが…(「超能力」)。▼待ちに待った夏休みが来るのはうれしいが、その前に気になるのが通信簿。今学期、一平は成績が下がりお母さんに怒られるのが恐くて、家に帰りたくない。恐る恐る家に帰る一平だが、両親は忙しく、通信簿のことを忘れている。夏休みに入っても何も言われない一平は、このまま思い出されないことを願うが…(「通信簿」)。▼子供向きの冒険小説を書きながら、お金のために官能小説も書いている茶川。彼のもとにピンク映画界の巨匠と呼ばれる監督がやって来た。大物女優を使い、芥川の小説を映画化したいというのだ。いざ、撮影現場にいくと、そこには…(「ピンクの巨匠」)。【全213ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 42
買い物したり、留守番したりと、いつも忙しい犬のチップ。それに比べ、猫のタマの生活は本当に自由気まま。そんなある日、チップとタマの姿が入れ替わってしまう!! 留守番や買い物を頼まれるタマの様子を見て、心配するチップ。そして……(「犬と猫」)。▼一平のクラスには、マリアというかわいい女の子がいる。マリアがあんなにかわいいのだから、その母親はどんなに美人だろうと、クラス中で噂になっていた。そして、授業参観日。そのマリアの母親がやって来た!!(「参観日」)▼弁護士の川島のもとに、学生時代の友人・熊本から15年ぶりに手紙が来た。この熊本は、学生時代に付き合っていたサッちゃんを捨てて、ある画廊の女経営者の援助で留学したという過去があった。その後、画家として成功し、お金持ちの未亡人と結婚したという噂を川島は聞いていた。学生時代、サッちゃんに思いを寄せていた川島は、サッちゃんのことが気になっていたが……(「ラーメンの味」)。【全205ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 43
毎朝新聞社政治部記者の石上三年の息子・勇気は、大学受験を来年に控えながら、いじめを理由にまた学校をさぼってしまった。名前とはかけ離れ、勇気のかけらも感じられない息子を心配する石上。しかし、ある日陶芸家のインタビューに行ったことがきっかけで、長所も短所もひっくるめ、息子の“個性”であることに気付く。(第1話/息子)▼鈴木家のお母さん・トモエは、セールで買いだめした赤い毛糸で、息子・一平のセーターを編んだ。当時は、赤系統は「女色」、青系統は「男色」という変な決まり事のあった時代だったので、「女色はいやだ」「恥ずかしくて着られない!」と一平にいやがられてしまう。案の定、学校へ着ていった一平は「女みたい」とひやかされるが、なかには褒めてくれる人もいて……。(第2話/赤いセーター)【全213ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 44
幼くして母を亡くしたミチコは、貧しいながらも父親と二人で幸せに暮らしていた。だが、夏の真っ盛り、汗だくで遊び回った後に少年達がおいしそうに棒アイスをほおばる姿を、ミチコはうらやましく感じてしまう。そんなある夜、流れ星を見つけたミチコは、ある願い事をする…。(第1話/アイスクリーム)▼会社員の角は長年連れ添っている妻の機嫌が、日によって大きく変わることを不思議に感じていた。同僚に相談したところ、「更年期だからじゃないのか」と言われてしまう。次の日、その同僚が突如、不機嫌になっているのを不審に感じた角は、その原因が野球の試合結果にあったことを知る…。(第2話/不機嫌な夜)【全213ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 45
働き手の夫が病気で床に臥し、貧しい生活を送る一家。粗末な食事を嘆く子供たちに対し、母・里子は夕食にごちそうを作ることを安請け合いしてしまう。そうはいってもお金がない里子は、夫の最後の背広を持って質屋へ。その質屋で、里子の目に一枚の肖像画が飛び込んでくる…(第1話/一枚の油絵)。▼小学生の美加は、とにかく好き嫌いの多い女の子。おかげで常に栄養失調気味で、体も弱かった。そんな娘の偏食を直そうと、両親は小学校の先生に、給食を残さないよう指導してもらったが、嫌いなものを無理やり食べた美加は気分を悪くしてしまう。そんな美加もやがて中学生となり…(第2話/偏食)。【全213ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 46
ホステス・桜井みどりが仕事から帰ると、アパートの玄関はいつも真っ暗。1階に住む老婆が電気代を気にして早々と消してしまうので、みどりとはいつも口論になる。年の瀬のある日、父親に勘当されているためひとりで正月を過ごすみどりは、帰省する恋人の次郎を、かぜをひいた体で駅まで送っていくが……(第1話)。▼年が明けて1月1日。小説家の茶川先生と淳之介は、静かなお正月を迎えていた。両親のいない淳之介にお正月のにぎやかさを味わわせてやりたいと考えた先生は、ふたりで編集長の家に年賀のあいさつに行くことにする。正確な住所を知らなかった茶川先生だったが、なんとか編集長の家にたどり着く(第2話)。【全211ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 47
木下清一君は、ホステスをしているお母さんとふたり暮らし。ある朝オネショをしてしまった清一君は、怒られるのが怖くて、布団をそのまま押し入れに突っ込んで学校へ行ってしまう。学校での清一君は、勉強も運動もできなくてクラスの笑い者だっだが、お父さんがくれたハーモニカを吹くのだけは上手だった。清一君が学校から帰ると、カンカンに怒ったお母さんが待っていて……(第1話)。▼平凡ながらも幸せに暮らす主婦・美和子。親戚を見舞うため都電に乗った彼女は、かつて東京のあちこちに都電が走っていたころのことを思い出す。当時女子大の学生寮で暮らしていた美和子は、都電に乗り、恋人のアパートに通っていた。今はもうなくなってしまった都電の線路近くのアパートで、ふたりは愛の日々を送っていたのだが……(第2話)【全211ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 48
昭和30年頃の男性は、外出するときによく帽子をかぶっていて、その種類もソフト帽、カンカン帽、山高帽、鳥打ち帽など多種多様であった。今日もソフト帽をかぶって出かけるお父ちゃんを、憧れのまなざしで見つめる息子は、ある日こっそりとその帽子を持ち出すのだが…(第1話)。▼花町母子は、釣忍のように日陰でひっそりと生きている女性。息子の雄太郎も、父親がなかなか家に帰ってこないことを疑問に思っていた。ある日、ご近所さんの立ち話を聞いてしまった母子は、「おめかけさん」と陰口されていることを知り…!?(第2話)▼七夕の日を迎え、フランケン先生の理科の授業で、彦星と織姫の星座について勉強した聡子。読書に飽きたという病気の弟・高志のために、竹やぶから竹を取ってきて飾り付けすることにしたのだが…(第3話)。【全214ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 49
娘が買ってもらったハムスターを前に、ため息をつく今日子さん。ネズミが嫌いなわけではないのだが、子どもの頃に友達にもらったハムスターを死なせてしまったことを思い出すと、未だに気分が暗くなってしまうのだ(第1話)。▼朝からカラスが騒がしかったり、タバコ屋のおばあちゃんの手鏡が割れたりと、不吉な感じの日曜日。鈴木オートのお得意様が事故に遭ったため、お母さんと一平君は都電に乗りお見舞いに行くことに。都電の運転手に憧れていた一平くんは大はしゃぎだったが…!?(第2話)▼お肉が食べたいのに、晩ごはんは魚ばかり。テレビのチャンネルはお父さんに取られてしまい、その挙げ句『子どもは早く寝なさい』と怒られてしまった一平くん。そこで『はやく大人になりたい』と考える一平くんだったが、クラスのみんなも同じことを考えていたようで…(第3話)。【全211ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 50
先生に怒られ、親友のサブちゃんとケンカして、隠していたテストの答案まで見つかって…。悪いこと続きの一平くんは、「みんないなくなっちゃえばいいのに…」と考えながら布団にもぐりこむ。すると翌朝、目を覚ました一平くんは、町中の人がいなくなっていることに気づき…(第1話)。▼三丁目に冷たい風が吹くようになった冬、木下家で心が温かくなるようなうれしい出来事があった。お父さんの病気が治り、さらには新しい勤め先も決まったのだ。でも、その仕事とは健康食品の訪問販売で、寒い中お父さんはオーバーコートも着ることなくセールスに出かけていく…(第3話)。【全213ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 51
通学電車の中で声をかけて1か月。幾度かデートを重ねた石田くんと小百合さんは、夏休みに海へ出かけることになったが、彼はなんと“かなづち”だった! そのことを彼女に言えないまま悩んでいた石田くんだが、ある日、偶然再会した中学時代のクラスメート・歳子ちゃんから泳ぎを教わることになり…(第1話)。▼お盆を迎えたある夏の日、猫のチビ公のもとへ「野良猫のおじちゃん」と呼ばれる猫がやってきた。その猫はチビ公の家へよく来るのだが、遊びに来ているわけではなく庭にある「タマのお墓」へ墓参りにきているのだという。さらに、今年生まれた子猫が大人の仲間入りをする儀式として「肝試し」が行われていることを聞かされたチビ公は、自分のその儀式を受けようと翌日の晩、お寺に出かけるのだが…!?(第2話)【全212ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 52
友達とハイキングに出かけても、足の遅いユウちゃんを見ては「だからあいつと来るの嫌なんだ」と言ってしまう、ちょっといじわるなサブちゃん。新学期の席替えで、体が弱くて肌が白いために「ユーレイ」というあだ名の結城令子ちゃんが、そんなサブちゃんのとなりの席になっちゃって…!?(第1話)▼4歳の小森宇太郎君のお気に入りは、お母さんがホステスの仕事に行く前に歌ってくれる子守り唄。その唄を聞けば、いつでもスヤスヤ眠ることができた。だがある日、お母さんは火事で死んでしまい、宇太郎君は遠い親戚に引き取られることに。そして37歳になった今でも、彼の胸中には母を失った寂しさが残っていて…(第2話)。【全211ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 53
子供たちが心待ちにしているクリスマス。家が貧しいため、プレゼントをもらったことがないしげ子ちゃんは、友達から「枕元に靴下を置くとサンタさんがやって来る」と聞き、それを信じて楽しみに待っていた。そんな姿を見た兄の勝男は、自分がサンタになろうと決意して…(第1話)。▼三丁目の猫たちの一大イベントである恒例の新年会。今年の宴会場所はお酒もつまみもたっぷりある三河屋酒店に決まり、猫たちの楽しいひとときが始まる。だが、するめを食べたみんなが、突然腰が抜けたようになってしまい…!?(第2話)【全212ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 54
探偵事務所の日真田さんのところに、九州にあるデパートの社長秘書の男性が、社長の娘の素行調査を依頼しにやってきた。東京の女子大に入り、寮で暮らしているお嬢さんにボーイフレンドが出来たようなので調べて欲しい、とのこと。久々の依頼に張り切る日真田さんだったが…(第1話)。▼小学生のひろ子ちゃんは、耳が遠くて歩くのが遅いおばあちゃんと一緒にいるとついイライラ。そんな時、大事にしている人形をおばあちゃんが壊してしまい、つい「死んじゃえばいいのに」と言ってしまい…(第2話)。【全211ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 55
年子の息子が3人いる一家のお母さんは、たらいに洗濯板で大量の洗濯物を洗うという重労働を毎日こなしていた。月日は流れ、息子たちは社会人となり、すでにたらいから電気洗濯機に変わっていたが、それでも大量の洗濯物と格闘していたある日、突然息子たちからそろって結婚すると言い出され…(第1話)。 ▼夫・2人の子供と、ちょっぴり苦手な姑と暮らす主婦・珠代は、幼なじみで許婚だった助清の夢を見た。だが翌日、その助清が死んだという知らせが届き、ショックを受ける。戦争中に離れ離れになり、別の人生を歩むことになった彼に、別れをいうべく家を出るが…(第2話)。【全213ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 56
接待上手な植木さんは、日曜日も接待ゴルフや案内など仕事にかり出され、子どもたちを遊園地に連れて行く約束を何度も破ってしまっていた。次こそはと心に誓い、接待の依頼も断って日曜日に備えていたが、土曜日の夜、上司から急に仕事を頼まれてしまい…(第1話)。▼27歳独身の高校教師・遠井春子は、卒業式間近のある日、教え子の女子生徒から、好きな男子への告白を自分の代わりに伝えてほしいと頼まれる。自分で伝えるよう諭した春子だったが、後日その男子からプロポーズされてしまい…!?(第2話)【全211ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 57
茶川先生に連れられて温泉旅行に出かけた淳之介。温泉街のいたるところに風俗店やストリップ劇場の看板があり、その中から淳之介は母の芸名である「ローズ星」の名を発見する。夜、飲みに出かけた茶川先生を見送った淳之介は、母の名前を掲げる店へ出かけるのだが…(第1話)。 ▼ものもらいになってしまった一平君。教室へ行くと、女子のミッちゃんもものもらいになっており、アベックとからかわれる始末。放課後、ミッちゃんは近所のおばあさんから、ものもらいが治るおまじないだからと、おにぎりを貰う。一方、一平君は、ホウ酸水を患部に浸して治療するが…?(第2話)【全211ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 58
二度も映画になり、いずれも日本中が涙した『三丁目の夕日』の原作本。竹やぶで見つけた女の子と老夫婦の絆を描いた『三丁目竹取物語』、小説家・茶川竜之介の心をざわつかせる気鋭の作家が登場する『ライバル』、鈴木オート社長の鈴木則文に隠し子が……『コウノトリのいたずら』ほか、1話12ページの短編を17話収録。【全211ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 59
2012年に三度目の映画化(『ALWAYS 三丁目の夕日 ’64』)が決定し、ますます盛り上がる”三丁目の夕日ワールド”。第59集が満を持して発売されます。幼い頃事故で亡くなった弟が、ある妖怪になって姉を訪ねてくる「雨のレクイエム」、ツキに見放されてばかりの女性が持っていた、とてつもない力を描いた「運」、月夜の夕日町に起こった恐るべき怪奇現象……「十五夜奇談」ほか、珠玉の短編17話を収録。【全211ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 60
映画「ALWAYS」第3弾も大ヒットした「三丁目の夕日」の世界。この巻では……あの有名な宇宙に行ったライカ犬、その本当の行方は……?(星になった犬) 田舎から出てきたおばあちゃん、一人で憧れの百貨店へ……(おばあちゃんの冒険) カメラがまだ高級品だった時代、大切な写真は町の写真館で撮っていた。父が一念発起した写真の使い方は…?(家族写真) ほか、昭和30年代のあの時、あの日を想起する、あったかい読み切り全17編を収録。【全210ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 61
東洋一の可動橋と言われ、開閉式の橋だった東京の「勝鬨橋」。そこには、若い男女の切ない物語があった…「勝鬨橋」ほか、全15話を収録。ほろ苦さも、温かな情景も、すべてが小さな物語になる。昭和を知る人にも知らない人にも、伝わる確かなドラマが、ここにある。【全191ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 62
昔の日本は亭主関白が当たり前。縦の物を横にもしないご主人を、おだてて褒めて使いこなすのが妻の腕の見せ所?そんなご家庭で褒められたご主人、大暴走!結末は……?「日曜大工」ほか、全15話を収録。【全187ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 63
なかなか結婚しない息子を気に病む古本屋の「夕日堂」のお母さん。店のためにも新しい「看板娘」が必要と決意する。そんな心配をよそに、息子の書太郎さんは変わらない日々を送っているが、ある日、運命の出会いが……!?第1話「夕日堂の看板娘」ほか、昭和30年代の町と家族が、温かく、胸に迫るすべて最新の読み切りショート、全15話を収録!ビッグコミックオリジナルにて現在も連載中!【全187ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 64
魔法使いのおばあさんが教えてくれた魔法の赤い糸を使った糸電話で、好きな男の子に想いを告げようとする少女の恋の行方は…『赤い糸電話』長年にわたって、電気を届け、街灯で街を照らしてきた電信柱に、ある日、奇跡的な能力が宿り…『電信柱』夕日町三丁目の天才科学者が創り出した「頭を良くする薬」。その薬の実験台になった犬は…『天才犬誕生』ビッグコミックオリジナルに2014~2015年にわたって掲載された最新作全15話収録!【全188ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 65
行方不明になった飼い猫を必死に探す女の子の前に現れたのは?……「猫の葬式」。画家を目指して10年、さっぱり目が出ない男に届いた一枚の年賀状が……「年賀ハガキ」。お父さんに買ってもらった安い無線機で交信していた少年のもとに届いたSOSは?……「アマチュア無線」。長寿を願うお婆さん。唯一の話し相手である隣に住む女の子が命の危機に晒された時に……「長生きしたい!」他、2015年~2016年に掲載された15本の作品を収録。【全187ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 66
時代は令和に…今だからこそ昭和に浸りたい令和初となる、『三丁目の夕日』。約1年半ぶりとなる新刊です。いつも優しくしてくれる二つ上の兄・勇太郎くんのことが大好きな千代子ちゃん。とある日曜日、家族揃って出かけたデパートで、両親が離婚することになったと告げられ…表題作「お絵描き歌」。何をやっても長続きせず、常に両親に小言を言われる34歳の独身男・章太郎。大晦日の夜、枕元に10年前に死んだ祖母が立ち、あることをすれば良いことがあると告げる…「三日坊主」他、全15話収録。時代も変わり、どんどん遠くなりゆく昭和に浸ってください。【全192ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 67
連載1000回45年、不朽のノスタルジー昭和、平成、令和…時代が変わっても、一貫して古き良きニッポンを描き続けてきた『三丁目の夕日』最新刊。お母さんに頼まれ、夜におつかいに行くことになった一平君。その帰り道、何度も同じ道を通っているような感覚に襲われながら家に帰ると…表題作「夜のおつかい」。大好きなおじいちゃんが死ぬ間際に託した宝の地図。しかし、まったく解読できないマサル君は、一平君に助けを求め…「宝の地図」他、「家族」「子供の神様」「お菓子の家」を含む全15話収録。【全192ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 68
懐かしき“昭和のにっぽん”に浸るいま振り返れば、不便な時代だった昭和30年代。それゆえに、不思議なこと、面白いことがたくさんあったのかもしれない…いまだからこそ読みたい昭和ノスタルジー最新刊。昭和39年。東京オリンピック開催を控えた夕日町で、ネコたちが駅伝大会を開催…『夕日町ネコリンピック』。部下を自宅に招いた加藤さん。貞淑な奥さんの様子に来客は感服するが…『加藤家の来客』。女手ひとつで7歳の息子を育てる母。仕事に行っている間に、その子が病気で亡くなってしまい…『月夜とオムレツ』他、2019年~2020年にビッグコミックオリジナルに掲載された15編を収録。【全195ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 69
思いやり、労わりが溢れる世界。ウイルス蔓延の次は独裁者が戦争を起こす殺伐とした時代。今、求められるのは他者を思い、労わる心ではないだろうか。本作の舞台、夕日町三丁目には、人の優しさ、温かさが満ちている。ある夜、お巡りさんとお使い帰の少女が道に迷ってしまう。困り果てた2人の前に、見たことのない交番が現れて…『タヌキ交番』窮地に陥った時に不思議な超能力を発揮する主婦・木下里子さん。ご主人の取引先の社長の飼い猫を預かることになったが、これが我儘な猫で…『社長の猫』の他、2020から2021年にビッグコミックオリジナルに掲載された15編収録。【全194ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 70
画業50年。西岸良平のライフワーク最新刊
1974年連載開始、2022年に画業50周年を迎えた西岸良平氏が昭和のニッポンを描き続けてきた本作も、ひとつの節目となる第70集に到達。時代が移り変われども、懐かしさと温かさに満ちた三丁目は、変わることなくここに息づいています。
無自覚の超能力の持ち主である主婦・里子さん。ある日、夫と似た男性が女性と腕を組んで歩く姿を見かけて浮気を疑うが…『人生相談』。十五夜の夜、子ダヌキにいろんな動物を見せてあげようとして、夜の動物園に忍び込んだタヌキの親子。だが、見回りの飼育員に見つかってしまう…『夜の動物園』の他、2021~2023年にビッグコミックオリジナル掲載の15編収録。【全190ページ】
1974年連載開始、2022年に画業50周年を迎えた西岸良平氏が昭和のニッポンを描き続けてきた本作も、ひとつの節目となる第70集に到達。時代が移り変われども、懐かしさと温かさに満ちた三丁目は、変わることなくここに息づいています。
無自覚の超能力の持ち主である主婦・里子さん。ある日、夫と似た男性が女性と腕を組んで歩く姿を見かけて浮気を疑うが…『人生相談』。十五夜の夜、子ダヌキにいろんな動物を見せてあげようとして、夜の動物園に忍び込んだタヌキの親子。だが、見回りの飼育員に見つかってしまう…『夜の動物園』の他、2021~2023年にビッグコミックオリジナル掲載の15編収録。【全190ページ】
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三丁目の夕日 夕焼けの詩 71
連載50周年。愛おしい日本がここにある。
創刊50周年を迎えるビッグコミックオリジナルと歩みを共にしてきた本作。昭和・平成・令和と時代を経ても、守るべき日本人の心、愛すべき日本の慣習・文化を描き続けてきた「三丁目」、待望の新刊。女手一つで2人の子供を育てる男勝りの母が女子プロレスにスカウトされリングに上がる…『リングの母』。大事な時に鍵って寝坊してしまう大学3年の青年。しかし、それにはワケが…『朝寝坊』。街頭で犬派猫派の言い争いを耳にした天才科学者が、ある発明に取り掛かる…『キング・オブ・ペット』他、2023から2024年に雑誌掲載された15編を収録。【全194ページ】
創刊50周年を迎えるビッグコミックオリジナルと歩みを共にしてきた本作。昭和・平成・令和と時代を経ても、守るべき日本人の心、愛すべき日本の慣習・文化を描き続けてきた「三丁目」、待望の新刊。女手一つで2人の子供を育てる男勝りの母が女子プロレスにスカウトされリングに上がる…『リングの母』。大事な時に鍵って寝坊してしまう大学3年の青年。しかし、それにはワケが…『朝寝坊』。街頭で犬派猫派の言い争いを耳にした天才科学者が、ある発明に取り掛かる…『キング・オブ・ペット』他、2023から2024年に雑誌掲載された15編を収録。【全194ページ】
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