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性同一障害(執筆当時はまだ一般的ではなかった名前ですが)の女性のお話。クローディーヌのお父さんが亡くなるくだりなどはフランス映画を思わせます。悲劇なんだけど、全体に漂う雰囲気がなんとなくお洒落なんですよね。併録の「コラージュ」はオルフェウスの窓の外伝だそうですが、つながりがよくわかりませんでした。
表題のクローディーヌは今ほど精神医学が進んでいない頃のお話で悲しい結末を迎えてしまいます。 一方『コラージュ』はオル窓(オルフェウスの窓)第2部で登場したミステリアスで超美形の天才ピアニスト、ラインハルトと彼の継母フローラの娘の恋物語から始まります。お話の終わりの方がちょっと急いで描き上げた感がぬぐえず池田理代子先生の作品にしては雑かナァ…。オル窓を読んでテンション上がりきった私としてはかなり残念な仕上がりでした。
池田理代子作品には「ベルサイユのばら」のオスカルをはじめ、多くの男装の麗人が登場しますが、本作品のクローディーヌは中でも異色で複雑です。例えばオスカルは男として育てられ男として生きましたが自分が女性であることを自覚していますし、最終的には愛する男性と結ばれます。これは「オルフェウスの窓」のユリウスも同じです。でも本作クローディーヌはれっきとした男性。ただし女性の身体を持って生まれてきた、というところが決定的に違います。男性だから普通に女性を好きになりますが、どんなに愛しても報われることがない。美しい容姿や優秀な頭脳、高い教養を持った完璧に思える人物でありながら今で言う性同一性障害を抱えているため所謂「普通の」恋愛が叶わないクローディーヌは池田作品の中で最も悲劇的な主人公かも知れません。それにしても、クローディーヌの美しさと男前さにため息が出てしまいます。池田作品はこのころの絵柄が一番好きですね。
心理描写の巧みさはさすがです!この時代の池田先生の絵が好きなので大満足でした。
『クローディーヌ』は、性同一障害の女性が恋に破れて、自らいのちを断つ哀しいお話です。池田理代子さんといえば『ベルサイユのばら』や『オルフェウスの窓』で、男として育てられた女性が大変魅力的な人物として描かれているのですが、この作品では他から浮いた存在として取り扱われています。とは言え、結構面白かったです。『ズライカ』は初恋には破れたけれど、親友との約束を果たそうとする男と、還らぬ恋人を待つ女の、双方相容れない悲劇ですが、ラストが急ぎすぎというか呆気ないというか。。。ちょっと残念でした。
「ベルサイユのばら」と「オルフェウスの窓」をたして割ったような、でもそれだけではなくもっともっと深い、現代で言われている「性同一障害」を深く描いている作品です。ほんとうに昔だったら、精神障害のように扱われていたんだろうなぁとちょっとやるせない気持ちになってしまいました。自分の不完全な肉体を自分で抹殺しなければならなかった主人公の気持ちを思うと本当に悲しいです。
これ小さい子供の頃に何気なく読んでたんですが、今現在北米で生活していて性同一性障害って凄い増えてて周りにも性転換した人とか結構いるんですよね。こんな昔にこのトピックを描いちゃうって凄い。
懐かしい池田先生の短編を読み返すつもりで選びました。先生独特の愛の世界観がとてもよく出ていてなつかしかったです。
話しの内容が2作品とも重かった、けど中々面白かった。昔の作品なのに今の時代に読んで欲しい内容でした。
先生の絵が大好きで、定期的に読みたくなります。
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性同一障害(執筆当時はまだ一般的ではなかった名前ですが)の女性のお話。クローディーヌのお父さんが亡くなるくだりなどはフランス映画を思わせます。悲劇なんだけど、全体に漂う雰囲気がなんとなくお洒落なんですよね。併録の「コラージュ」はオルフェウスの窓の外伝だそうですが、つながりがよくわかりませんでした。