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IS-インターセクシャルの人たちが2000人に1人というのは驚きでした。性同一障害については私の知人にもいますし、だんだんと認知されていると思いますが、このISはまだまだ知られていないのではないのでしょうか。非常に重いテーマを扱っていながら、身近な男女の恋愛をベースに彼らの抱える苦悩や生き方をわかりやすく紹介しているという点では、とても意義ある作品だと思います。
面白いです。そういう言い方をするのはどうか、というジャンルではありますが。ドキュメンタリーの誠実さと、エンターテイメントとしてドラマチックな面白さが共存していて。特に高校編までは読みながら何度涙したか。ただ、残念ながら後半は息切れしたのか、エンタメに寄りすぎた感があります。渡鬼レベルに周囲がみんなイジワルで、主人公はひたすらにいじらしい。でも「ふうん」でスルーされるのが大概じゃないですかね。良くも悪くも世の中そんなに他人に熱くならないし、敵も味方も悪意も善意もそんなきっぱり区切られていない…と思ってしまって、就職編は少し醒めてしまいました。それから、IS(これは決して一般的な呼称ではない)の誰もが、春のように未分化でいたいと思っているわけでないことにも少し触れてほしかったなあ、とも思います。とはいえ、性同一性障害ほどに知られていない問題に光を当てたことは素敵なことです。この漫画をきっかけに、もっと広く知ろうという人が増えたらなあ、と思います。前半★5,後半★3 ということで★4を。
こういう性があるのは、何となく知ってました。だからすんなり読めて、知らなかった事も分かりとても良かったです。だけど、後半、春が治療を全く開始せず、店長になり、さらに捨て子の里親になりちょっと現実味がなかったです。高校生のころから、もう限界だから治療を開始してくれってずっと言われてたのに、伸ばしに伸ばし、最後まで治療しませんでした。(性も結局決められませんでした)私もよく分かりませんが、いくらなんでも、体力的にどうなんでしょう?あと、里親は春の両親なのに、そだててるのは春って大丈夫なんですか?インターセクシャルについてですが、割合は想像よりはるかに多いです。それだけの人が隠され、もしくは気付かずに生活してる。本当に他人事ではないです。もっと考える機会を増やすべきです。インターセクシャルと性同一性障害、同性愛者、全て混同され、ごちゃ混ぜになりがちですが、全然ちがう。小学生とか性に偏見を持たない時からいろいろな人がいると学べるといいですね。
大変面白かったです。読み出したら止まらなかったです。泣きっぱなしでした。
最終巻まで読み終えました。長い作品で、初めの数巻は短編ですが、その後は同じ人物の物語になっています。買って損はないと思います。途中、なかなか展開しなかったり、また振りだしなのかともどかしい気持ちになりましたが、それは決して内容がつまらないからではなく、主人公の人生においての数年を描いているからだと。何度も困難や自身との葛藤、周囲の人との関係、そして大切な人とのこと、生きていく上で必ず誰しもが通過する成長も、彼らにとっては色々なことが人よりも多く待ち構えていて、しかしその蹉跌によって強くなっていく、前に進む強さ。素晴らしいと思いました。キレイ事ではない現実に主人公に感情移入して涙もにじましたし、苦しくもなりましたが、それでも読後感はなんとも晴れやか。自分も頑張ろう、生きよう、と思える作品でした。
前半はISという重いテーマに向き合ったとても良い内容だったが、途中から作者の萌えが感じられたり展開が間延びしてしまったのが残念だった。
絵は上手いとは言えないですが話の作り方は上手いと思います。先の方も書いているように幼稚園の担任が独断で直接家に来て可哀相だなんだと言ったりなどちょっと常識的に無理があるとは思いますが、話として読めるレベルのものだと思うのでISという存在を気軽に人に知ってもらうための入り口的なものとしては上出来なのではないかと。一応最後まで読みました。ISと性同一性障害を混同してしまった人が居たらしいですが、元々知識があったせいか私は混同しやすい表現には見えなかったですね。
深いなあと思いました。春はとっても優しくてとっても強くて、ラストの締めくくりがまさに春そのものなんだなと感じました。精神面も辛いけど、まずは健康面を大切にしてほしいですね。しかし簡単には決められない治療があって、終わりのない葛藤はとてもとても辛いものだと思います。どんな人でもやっぱり人は1人では生きていけなくて、誰かが何らかの形で関わってて、だから周りに感謝しながら日々成長できればいいなと思いました。とても素敵な作品です。ありがとうございました。
よく知らなかったISの事を、このストーリーを通して学べて良かったです。ですが何点か気になる点が。ご都合展開なのは漫画なので構わないのですが、唐突に年月が飛んで、新しく出手来た人達が重要人物として扱われ、見ているこっちは置いてきぼり…。その辺りも丁寧に書いて欲しかったなぁと思いました。絆を強調している割に、最後はあっさり離れる…。違和感です。彼の父親の件は結局どうなったのかもはっきりしなくて気持ち悪いです。主人公の人柄で全てが良い方向に向かうのですから、父親の件もそう描けば良かったのでは?それと、主人公が前向きなわりに何度も同じ事を考えループするのも少しくどく感じました。お話しが面白いだけに、その辺りが少し残念です。ですがとても面白く、ISを知るとっかかりとしては凄く良い物語だと思います。無料分を読んで気になったら、購入して損は無いと思います。
最近は周知認識もされてきた性同一性障害だが、まだまだ暮らしやすい世の中ではない。 溝はまだある。でも、溝を少しで狭くしようか、と思わせる作品。
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IS-インターセクシャルの人たちが2000人に1人というのは驚きでした。性同一障害については私の知人にもいますし、だんだんと認知されていると思いますが、このISはまだまだ知られていないのではないのでしょうか。非常に重いテーマを扱っていながら、身近な男女の恋愛をベースに彼らの抱える苦悩や生き方をわかりやすく紹介しているという点では、とても意義ある作品だと思います。