レビュー一覧

二つお話が入っていて、ひとつはリーマンもの。もう一つは高校生です。高校生はリーマンの友人の高校時代の話なので本編と少しだけ繋がりがあります。表題作は攻めがカッコいいのに、すごく泣きます。ギャップがすごい。でも基本的に悪いやつが出てこない優しいお話です。二作目は攻めの見た目が被ってて一瞬あれ？とも思ったりしますが、若い感じの可愛い恋でした。

この作品はとても心に響きました。出てくるキャラクターが皆暖かい人たちで、読んでいて心が洗われました。あまり細かなことを考えずに素直に受け取ると、とても幸せになれる、そんな作品でした。読後にとても暖かな気持ちになりました。

心が温まるようなほっとするような優しいお話でした。(フロンティアワークスさんにはいい編集さんがいるのか、同じ著者でもフロンティアワークスさんから出てるお話だと特に引き込まれるようなお話に私はよく遭遇しています。この先生以外にも読んで良かった……！という感想の本に当たっていますし…。)気持ちのいい読後感をお求めの方にオススメです。

登場人物に誰も悪い人がいないということのようですが、藤巻さん、たしかに悪人ではありませんが、あまりにも無神経というか身勝手すぎるのではないかと、私は好きになれませんでした。久坂さんが自分のことを好きなのをわかっているのに、奥様の妊娠の話をいかにも幸せそうに嬉しそうに話すというところ、絶対傷つけるとわかっているのにひどい！またはそれがわからないほどの無神経さなのか？また、森安さんに久坂さんを傷つけたらお前を排除するというところ、森安さんよりおまえのほうがよっぽど傷つけてるぞと言ってやりたくなりました。久坂さんが森安さんというやさしい恋人ができて、本当によかったです。評価下げてごめんなさい。でも、これほど腹が立ったということは、つまり、藤巻さんは悪役で、それによってカップルの幸せを切に願うようになった、読者がこれほど感情移入したということで、そう考えるとすごい作品なのかなとも思います。まあ、それならいい人仮面を着せなくて、いっそもっと嫌な奴にしちゃえばいいのにな。

表題作ともう一つ入っていました。涙はここぞってところで少しの方がいいなー。九州男児なのにドバドバ涙は興醒めする

絵は上手いけど、何でみんな前髪長くして顔半分くらいしか見えないの？それに姿形も揃い踏み、登場人物、顔も似すぎて途中おんなじに見えて頭ん中？飛び交ったよ。

ほわほわ可愛いお話でした。嫌な人は出てこないけれど、ちょっと受けがなよなよし過ぎていて、しかもあっさり絆されちゃって拍子抜けでした。

どうして好きになったのか、よく解らなかったので、ボンヤリとした作品という印象です。

２組でしたが、シチュエーションが違うだけで、キャラクターがダダ被りでした。でもエピローグがかわいかったのでおまけで星４です。

急にホモになる違和感が凄くて、森安がそんなに一瞬でのめり込むのおかしくない？