レンタル48万冊以上、購入124万冊以上配信中!
指定したジャンルは検索結果に表示されません
年齢確認
昔から好きだった山岸凉子さんが電子で読めるとは。ありがたいです。山岸作品は基本的にプライドの高い隠キャにキビシイ。それは「二日月」の菊池さんのキャラの扱いでもよくわかる。若い頃はこうはなるまいという教訓として読んでいました。有名な「天人唐草」、「八百比丘尼」でも隠キャは破滅しています。若い頃は、教訓として読んでいました。「白眼子」ではわかりにくいけど力強い向日性のある山岸節を堪能できました。
一見怖い、でも本当は人間の優しさを描く「白眼子」。人の醜い部分も決して糾弾しない「二日月」。どちらも読み応えたっぷり。
山岸涼子先生、少なくても数十年前の作品とかのはずなのに、画が絵画のように美しいので古さがまるで感じられないのは本当にすごいです。
山岸涼子さんの作品はいろいろ読んでいますが、この作品は知りませんでした。不思議で、深い話です。ヒロインの光子(道子)は戦後の混乱の中、数奇な運命を辿りますが、必ずしも不幸とも言えません。それは白眼視のいう「人の幸不幸はみな等しく同じ量」であり、「試練は人を強くする。本当は災難をさけようさけようとしてはいけないんだ。災難は来る時には来るんだよ。大事なのはその災難をどう受け止めるかが大事なんだ」ーー真実だと思います。異能の人は心優しく驕らない人であり、静かに自分の一生を生きた人でもありました。そんな人との縁をもらった光子はまた幸せでもあったと思います。
人の持っている「第六感」について「+」と「-」の両面を描かれた作品のように感じました。「人の幸・不幸はみな等しく同じ量」「災難をさけようとしてはいけない。来た災難をどう受け止めるのかが大事なんだ」と言った白眼子の言葉は、胸に刺さります。折々に読み返してみたくなる作品でした。
白眼視かと思ってたら、「子」なんですね。読む度に お互いの想いに むせび泣いてしまう…… 本当、人間って、幸か不幸かって、考えてしまうけれど。優しいご縁に泣けるお話しです。繰り返し読もうと思います。
1990年と2000年の作品が掲載されています。白眼子は記憶に残っていた作品です。オカルトっぽい話ですが、怖い話と言うよりは、霊能力者のストーリーなので、ビクビクしながら読まなくても大丈夫です。『青青の時代』の昭和版という感じです。
不思議な力を持つ男性の話と、不思議な力を持つ女の子と関わってしまって大変な思いをしてしまう女の子の話でした。心が弱っていると、何かにすがりたくなるので気をつけようと思いました。
山岸先生の作品からはいつも何かしらハッとするような気付きをもらっています。異次元の世界を感じさせてもらえます。
二つともとても面白かったです。人の優しさや強さが感じられて、読後感が良い。背筋を伸ばさないとなと思わされるお話でした。
レビューを表示する
昔から好きだった山岸凉子さんが電子で読めるとは。ありがたいです。山岸作品は基本的にプライドの高い隠キャにキビシイ。それは「二日月」の菊池さんのキャラの扱いでもよくわかる。若い頃はこうはなるまいという教訓として読んでいました。有名な「天人唐草」、「八百比丘尼」でも隠キャは破滅しています。若い頃は、教訓として読んでいました。「白眼子」ではわかりにくいけど力強い向日性のある山岸節を堪能できました。