レビュー一覧

ブランチで紹介されていて読んでみました。なんだか引き込まれるお話です。

人間がいなくなった世界で世界を綺麗にする少女。終末系の作品は読んでいると何とも言えない感覚になって、色々考えさせられるからすごく良い。扉絵で唯一色が付いているもの、構図、題名の意味。読み終わって気付かされる仕様。好き。

「美しき廃墟のポストアポカリプス紀行」。このキャッチ巧すぎというか、そのものです。廃墟の描写の精密さにビックリするのは勿論、張りつめた静けさと凄惨な破壊跡がどこか美しくて見入ってしまう。2巻から世界の謎に向けて話が動くけど、1巻の淡々としたルーティンと行きずりの人間模様も好きでした。圧倒的画力の背景だけでもずっと眺めていられる。飽きない。

淡々とした世界観が良い。先の展開が気になり面白い。

表紙の絵柄に惹かれました。終末後の世界で独り淡々と敵を倒すシーンは押井守「ゾンビ日記」を想起させます。静かな雰囲気が良いです。

小さいエピソードを交えながら少しづつ終末世界の様相が見えてくる。1巻の雰囲気は良いが2巻で少し緩くなるので好みは割れるかも？2巻時点でようやくストーリーが始まるくらいの感じなので今後の展開次第ではあるが、ダークな表現や悲壮感を求める人には少々物足りない可能性あり。

Twitterで1話試し読みしてから世界観に興味を持ち購入しました。ディストピアというよりは終末世界の淡々としたお話なのかなという印象です。まだ1巻なのでどう展開するのかわかりませんが続きが楽しみです。