レビュー一覧

単行本、待ってました！「パートナー」でも友人でも恋人でもない、ただ一緒にいたい人と一緒にいるということ。二人の生活も、周りの人との関わりも繊細に描かれていて好きです。このお話にどんな結末が待っているのか想像がつかなくて、一話一話読むのがとても楽しみです。

他サイトでずっと追いかけていて、ようやく購入。ふんわりしたお話で、BLなのか恋愛ものなのかも曖昧なお話です。でも主人公二人がどこまでも自然体で好きなのです。モノローグもほとんど入らないため実際どう考えているのかも全然分かかりません。好き嫌いはめちゃくちゃあると思います。一緒にいるとちょっと楽かもと思い合ってる二人のお話です。これから先もすごく楽しみです。

2巻まで一気に読みました。私も社会人になってから友達同士で一緒に住んでいて、周りから百合だと思われてたことがありました。当人同士にはそんなつもりは全然なく、ただ友達と一緒に住んでる、というだけだったのに。この2人の関係や思いが今後どうなっていくのかわかりませんが、説明がつかないことを受け入れる社会にならないものかなと考えてしまいました。続きが気になります。

熱帯で20話まで追いかけ中。3巻待ち遠しい。長くなってきたわりに、前に進んでなくて正直まどろっこしく感じる部分もある。ただ、今まで言語化できなかった在り方をなんとか形にしている様子が作品として、ひどく愛おしく感じる。時代にあった読み物だと思うし、共感する人も多そう。主人公の2人だけではなく、悩み多き思春期真っ盛りの生徒たちも含めて、彼らがどんな答えを出すのか、もしくは出さないのか、これからも気になる。

帯が秀逸だった。そう。まさに。人と人が一緒に暮らしているだけで、どこかの誰かがなにか言う。普通っていうのは誰が決めるのか。2巻目でもぐっと読ませていただきました。ジャンル分けできない、煙っていう作品。

BLまではいかないかもだけど、同性でもこんな関係性があっていいと思えるストーリーでした。

「人との繋がり」が「友達」がどれほど奇跡的な関係か。淡々とした世界観の中に暖かく浮き出るように男同士ならではの言葉少なくシンプルに描かれているように感じました。こんな関係を「友達」と指すのではと思います。

他で途中まで読んでいた作品で気になっていたので、お得期間に購入しました。めっちゃイイです。言葉の一つひとつ、場面の展開についても秀逸で、余韻にひたれるところがとても気に入りました。

関係に名称があれば“そういうもの“、と勝手に想像してくれるから踏み込まれないし、相手も踏み込まなくていいから楽だ。繊細で複雑なものを説明するのは労力を使うから、誰彼かまわず理解してもらおうとも思えない。確かに煙たい話かも。それを労力と思わない相手。感覚的に共有できる誰かがいるって、とても幸せだし、そりゃあ隣にいて息がしやすいよなぁーとか……。色々考えたくなるようなお話です。

「名前のつけられない関係」がテーマなのは割とあるけど、「この二人って、付き合うの？結局友人なの？」と突き付けるわけでもなく淡々と日常が進んでいくのが興味深かった。2巻からは世間一般と「この二人」の乖離、あるいは定義を描くようになり、方向性が変わっていく。喫茶店で「私達を見て殆どの人はカップルだと考える」という部分に軽く違和感。確かに構図的には多いのかも。でも私個人は、向かい合って座る男女の関係なんて無数すぎて、型に嵌める気にもならない。天邪鬼やドライを気取りたいわけじゃなく、単にその発想にいかない。作者の思考がセリフの背後に見えるようになると、押し付けられてるまでは言わないが息苦しい。楽しさが薄れてきて4巻へ進めず早や数年です。世間と、じゃなく、二人の間のズレにどう決着をつけるのか、見届けたくはあるのだけど。“優しい人が理不尽な扱いを受けても怒らない”そのモヤモヤを、「嵐の眼付きで」煙と共に呑み込むシーンが好きでした。