レビュー一覧

短編集だからどのお話もあっさりしてるけど、登場人物がリアルにいる感じがする。「さくちゃんとのぞみくん」という幼なじみの切ない恋を描いた作品を読んで好きな作家さんリストに入れました。ラフスケッチ風な絵柄だけど、お話にすごくマッチしてる。誰かを好きになる理由も説明も後付けで、気がつけばいつの間にか好きになってる。それを自覚した時から生まれる複雑な感情が描かれていていいなあ。

【ネタバレあり】同じテーマで2つの話でした。（正確には、A・B前編・B後編の3つ）／以下簡略①同級生幼なじみ→ヤる最中の言葉でショック→その後問題解決（この話はかなり短い）②小学生×女子高生→好きになる→悩む→似た人を好きになろうとする→失恋→その友達に誘われ手前までする→やっぱり忘れられず無理→伝える→向こうも好きだった…？(あの形入りクッキーの交換を拒んでいたのもそのせいかと)で終わり。／その「友達」も、好きだけど伝えられない相手に君が似てるから、で君はあの子と付き合えないなら、お互い代わりにならないかと持ちかけての事でした。／小学生とはエッチできないでしょというのでひっかかった方もいたみたいですが、これにおいては実際現実そう思う人もいるよなぁと思いました。／1個めと2個めの登場人物はリンクしていて、宣伝のを見るに1個めは2個めのための前置きだったのかな、と感じました。（だから短くてつまらなかったのかなと）／気になった点があるとすれば①1個めの話はそんなワケでつまらない②読んで無駄という部類ではないが予想の範囲内の展開である③伏線にするためとはいえ上履きを忘れるのはちょっと④「友達」の志村君が1人だけ達観してるアドバイス役だが、（「何も答えが出ていないのにあきらめて代わりの人を見つけてもだめだよ。」「好きって言ってそれから悩めば」「俺は絶対自分の気持ちは言えないけどね」）その理由（恋愛）については伏線すらない所かな…でもそれを描くとなると2チケ～になるのかなーという所。／うーん、1チケでちょっくら読みたい、同年代同士じゃないのが見たいという人には良いと思います。感想としては良いんだけどちょっと浅いかな～という所。1チケでもしっかり印象に残るようなのを読みたい人は他を探してみたほうが良いかなと思いました。

作者さん買いです。女の子の心理描写が、良かったです。

言葉のはしょり加減が好きでした。タイトルに沿って２つの物語が入ってます。２つが同じ時間で絡んでたのが面白いですね。志村くんの思い人は誰だったのかなぁ。

すごく良かったです。2つの視点から成り立つ話で、楽しめました。長編でも良かったのでは…と思うくらいでした。

びっくり！…というのは失礼ですが、恋にまつわる繊細で微妙な心理をあまりにも鮮やかに形にして見せてくれるのに驚きました。恋するっていいな～と思わせてくれる作品です。この登場人物たちの他の話も読みたいです。

２話目の話が好きです。小学生とはありえないかもだけどあたたかいなかに、ちょっときゅっとなります。この先のかけるが高校生ぐらいになった二人の話も読んでみたい。

ストーリーが繋がっているのは良かったけど、小学生はちょっと考えられない、、

2つの話がちゃんと繋がっていて、面白かったです。でも相手が小学生はちょっと…。せめて中学生ならまだ良かったです。

どことなく淡く切ない恋がとても可愛いらしかったです。最後の小学生とのお話がとても良いです。