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主人公メイは被虐待児で実の母やその男から声を出すことを疎まれてきたため、緘黙となりぬいぐるみ(パペット)の“くま“を通じてしか話をすることが出来ません。母らが事故死した後、養護施設に入ったメイはそこでも喋ることが出来ず学校へも通えず(これはまずいと思いますが…)唯一、メイとくまを認め兄のように優しく接してくれたのが高校生の倉本。会社経営者の叔父に引き取られた後も、メイに待っていたのは蔑まれ使用人のように扱われ世間体のため離れに閉じ込められる日々。叔父や同い年の従兄弟(実はメイに邪な気持ちを抱いている)使用人らを含めて「いつの時代だよ?」と大正や昭和初期のやんごとない家柄を感じさせるような不幸&不憫なシチュエーション(涙)そんなメイが斎賀と名前を変えた倉本と再会するという薄幸健気受けがスパダリ攻めに救済されるストーリーです。メイの不憫さ、また親の復讐に人生を捧げようとしている斎賀(倉本)のバックグラウンドが丁寧に描かれていた分、Hは少なめなのでBL初心者さんにも読みやすいと思います。ある意味メイが少女であっても少女小説として十分成り立つかな。書き下ろしSSは斎賀視点で書かれていますが、欲を言えばメイが斎賀との幸せな暮らしの中でどんどん本来のおおらかさや魅力を放っていく(Hも含めて!)ところがもうちょっと見たかったかも。(私、メイの完璧な腹話術というスキルを使って、もしや人形劇団の花形スターなんかになるんじゃ?なんて思っていました)
甘めの星4つ。メイの境遇が気の毒すぎて読むの辛かった。メイが義務教育すら行けてないのを作品中で何とかしてほしかった…。天使のように美しい心のメイと心に闇を抱えさせられた倉本が二人で幸せになるのが救い。二人の世界は甘々です。エッチは最後に1回だけ。
メイの境遇が辛すぎて、読んでいて胸が痛みました。これからは倉本と沢山幸せになって欲しいです。
このおじさん優しくするつもりもないのになんでメイを引き取ったのよ!
涙がぽろっとでもほんわかするお話でした。エロは全然ないけどあったかい気持ちにはなります。続編がみたいな!
くまもただのテディベアではなくて彼の1部として家族です。
伊勢原先生らしい優しさいっぱいの作品です。前半は主人公・メイの境遇は辛く厳しくて救いが無い。母から「うるさい」と言われたトラウマで、くまのぬいぐるみを通してしか話せなくなって周囲からも孤立。唯一の理解者である倉本との再会は出来過ぎている感がありますが、そこはBL小説として許容範囲です。倉本との再会後はきっと二人が救われるんだろうなと感じさせ、安心して読めました。主人公の健気さ、慈愛に癒されます。
達哉編から読んでしまい……どうも気になって読みました。メイのママの言いつけを守っての自分の口で喋る事できなくなってのでも心から大切な人と歩めて本当に良かったです。最後、ほっこりしました。
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主人公メイは被虐待児で実の母やその男から声を出すことを疎まれてきたため、緘黙となりぬいぐるみ(パペット)の“くま“を通じてしか話をすることが出来ません。母らが事故死した後、養護施設に入ったメイはそこでも喋ることが出来ず学校へも通えず(これはまずいと思いますが…)唯一、メイとくまを認め兄のように優しく接してくれたのが高校生の倉本。会社経営者の叔父に引き取られた後も、メイに待っていたのは蔑まれ使用人のように扱われ世間体のため離れに閉じ込められる日々。叔父や同い年の従兄弟(実はメイに邪な気持ちを抱いている)使用人らを含めて「いつの時代だよ?」と大正や昭和初期のやんごとない家柄を感じさせるような不幸&不憫なシチュエーション(涙)そんなメイが斎賀と名前を変えた倉本と再会するという薄幸健気受けがスパダリ攻めに救済されるストーリーです。メイの不憫さ、また親の復讐に人生を捧げようとしている斎賀(倉本)のバックグラウンドが丁寧に描かれていた分、Hは少なめなのでBL初心者さんにも読みやすいと思います。ある意味メイが少女であっても少女小説として十分成り立つかな。書き下ろしSSは斎賀視点で書かれていますが、欲を言えばメイが斎賀との幸せな暮らしの中でどんどん本来のおおらかさや魅力を放っていく(Hも含めて!)ところがもうちょっと見たかったかも。(私、メイの完璧な腹話術というスキルを使って、もしや人形劇団の花形スターなんかになるんじゃ?なんて思っていました)