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原作者で、児童精神科医の宮口医師のコラムの抜粋を書きます。「本書の目的は3つ①世間にこうした子どもたちの存在を知ってもらい、犯罪に至った人たちに対して憎しみ以外の観点でも見てほしいこと。②小・中学校で障害に気付かれていない子どもたちを早期に見つけてほしいこと、そして非行に走らないように力を貸してほしいこと。③少年院の教官や医師のイメージをもってもらい少年院という矯正施設で働いてみたいと思う人たちが少しでも増えてほしいこと。」そして「漫画を通して実際に起きていることを紹介しているだけである。決して大げさに脚色することもない。」とありました。この言葉はとても重い、と思いました。
福祉関係の専門家の方が「日本の福祉はヤクザと刑務所と風俗に負けている」と話されていたのを思い出しました。刑務所の方が外の世界よりよっぽど優しいなんて、考えたらすごく異常なことなんですよね
とても考えさせられる内容です。星一つ削ったのは、人物の顔の描き分けが出来ていないから。画力はあるのに皆同じに見えて、ストーリーに没入しづらい。
久しぶりに読みごたえのある漫画でした。世の中にはなんとなくもやもやした感じを持っている人が、その、もやもやの原因もわからずに生きているのだと思います。そういった人たちの解決の糸口になってほしいと思う内容でした。
ケーキって横に3枚に切ったらダメなんですかね。平等とは言えないか。知的障害で言われたことが分からないし、うまく言えないから犯罪に利用される。そういうことは結構よくありそうだと思います。学校でいじめられる子も、うまく言えない子だったりするし。だからと言ってそれでいいわけじゃないけど、だからって大人が気づいてくれるわけでもないし、学校の先生がいじめをしている場合もあるからそういうのをどうにかすることも大事だろうなと思います。
見ててつらくなる。大変な環境で立派に育つ人もいるが、だからといってそれがすべてではない
「軽い知的障害」が少年院に入るような場合を啓蒙する内容の漫画です。さて、社会で生きづらいのは「障害者」だけでしょうか?自分の経験では、障害がなくても生きづらい人はたくさんいます。この作品はもちろん「そこ」を啓蒙する作品なので文句は・・・と言いたいですが、いささか同情的過ぎるかと。犯罪の被害者のことを考えれば、これを社会に知らしめることで何かになると思うのは原作者の自己満足だと言いたいです。作品として読む価値があると思うので星3つにしましたが、自分的には「憤懣やるかたなし」です。そもそも理解力のない「軽い知的障害」の犯罪者に更生など期待できるのでしょうか?そこには答えられないでいる作品です。「更生」とは誰にでも期待できるのか?ということにも向き合ってほしいです。自分は「可能」だとは思えません。
私の子どもにも発達障害あり、育て方を間違えればこの作品の子たちのようになる可能性は十分にあるなと思いながら読みました。昨今は、犯罪を犯すような奴は厳しく罰せという意見が多く、犯罪を犯す側の立場で書かれるものは少ないですが本当に犯罪、再犯をなくすには、社会の寛容さがいかに大事かが分かります。それと、やはり家族との人間関係、家庭環境の大事さも痛感しました。漫画としては、作者の、誇張せず、絵も出来事も淡々と描く作風に好感を覚えました。
とても考えさせられる内容でした。ただこれは加害者側の立場にたったお話で、被害者からしたら加害者の事情は関係ないとも言えるのかなという気はしました。
非常に重いテーマ。社会の中で弱者である彼らが、加害者になっていく。凶悪事件の犯人の立場から見る、生きづらさ。犯罪を憎む心をキープしつつ、このつらい現実を知っておきたいと思う。全員、目が半目なのは作者のくせなのかな?キャラの見分けがつきにくい。
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原作者で、児童精神科医の宮口医師のコラムの抜粋を書きます。「本書の目的は3つ①世間にこうした子どもたちの存在を知ってもらい、犯罪に至った人たちに対して憎しみ以外の観点でも見てほしいこと。②小・中学校で障害に気付かれていない子どもたちを早期に見つけてほしいこと、そして非行に走らないように力を貸してほしいこと。③少年院の教官や医師のイメージをもってもらい少年院という矯正施設で働いてみたいと思う人たちが少しでも増えてほしいこと。」そして「漫画を通して実際に起きていることを紹介しているだけである。決して大げさに脚色することもない。」とありました。この言葉はとても重い、と思いました。