レビュー一覧

人が人に裁かれ命を断つ時に、首斬りを淡々と行わなければならない時代と職務の朝の心情を小島剛夕先生の、荒いようで細かい描画で表せており、本の中に引き込まれる作品。首を斬られる者の生きざまも、一話一話あり心踊らされて読み応えがあります。

流石小池一夫。首斬処刑人の話にも、障害者差別やペドフィリアのような、現代に通じるテーマを仕込んである。凄い。

死刑というものが存在する以上、それを執行する人が必要なわけで、その物語は興味深かったです。

首斬りに焦点をあてた作品は初めて読みましたがとても面白かったです。

首切りをする死刑執行人の話、淡々と主人公はそれを行なっていくわけですが、何があっても動じない主人公を描いていて面白く読めました。