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このお姉さん、ずっとこんな感じで、大いに自己を犠牲にしているつもりで、お腹の中にぐつぐつと煮える不満を抱えて生きていくのだろうと思います。なんとも息苦しいお話ですが、この作者は人間関係の中で煮詰まる息苦しさを掬い上げるのが好きですね。でもこうやってお腹の中の心理戦みたいなものを描き続けることに、どのくらい意味があるのかなと思います。作家には、“ここから先“を見せて欲しい。解決へ向かう希望を感じさせることも大切だと思います。
見なきゃ良かった傷つけるだけで救いもない何を描きたかったんですか?
母親に抑圧されて母親のコピーとなった長女、そんな長女を見て回避できた次女。その母親もきっと親からそんな風に育てられたんだと思った。長女の「私を褒めて!私を認めて!」という心の叫びが痛々しかった。
タイトルが母と姉。これがこの話のキーポイント。母を亡くした姉妹がいて、最初は姉視点で始まるけど、すぐに妹視点に変わります。母の呪縛にとらわれるのは姉の方。じわじわときました。リアル。面白かったです。
胸が痛い。嫌悪される母親も昔は、長女で厳しく育てられ自由奔放な妹と自分を比べたり比べられたりしてきたのではないだろうか。
親の言葉による虐待は怖い。虐待されて育てられた人が親と同じ事をしてしまって、カウンセリングに慌てて行く話があるけれど、やっぱり親と同じことというか、自分がされて嫌な事を子供とか周りに気づかずにしちゃうものらしいです。脳がきちんと育ってないらしい。親自身、育ててもらえなかったのだから、子供をうまく育てられなかったとしてもしょうがないかもしれないけれど、子供は辛いし、下手したらずっと気がつかないまま自分の子供を虐待することになるかもしれないので、やっぱり怖いですね。
とても息苦しいお話で、でもとまらずに読んでしまいます。この後の二人歩み寄っていけるのか、それとも歩み寄らなくてもいいのか。
良かったです。続きがあって欲しいようなないような……。これから姉妹はお互いに向き合えるの合えないのか。
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このお姉さん、ずっとこんな感じで、大いに自己を犠牲にしているつもりで、お腹の中にぐつぐつと煮える不満を抱えて生きていくのだろうと思います。なんとも息苦しいお話ですが、この作者は人間関係の中で煮詰まる息苦しさを掬い上げるのが好きですね。でもこうやってお腹の中の心理戦みたいなものを描き続けることに、どのくらい意味があるのかなと思います。作家には、“ここから先“を見せて欲しい。解決へ向かう希望を感じさせることも大切だと思います。