レンタル48万冊以上、購入124万冊以上配信中!
指定したジャンルは検索結果に表示されません
年齢確認
19世紀、女性の社会的地位が低かったイギリス、男装の小説家の少女っていう設定が好みで読んでみました。続きが待ち遠しいです。夢を叶えるためにひたむきに努力や工夫をする主人公がとにかくステキなのですが、それだけでなく歴史への好奇心が刺激されます。当時のイギリスでは女性には財産相続権がない、とのこと。19世紀西洋の女性の社会的地位についても調べてみたくなりました。
主人公が少しづつ、変化し成長していく様子が丁寧に描かれていて、まるで小説を読んでいるかのよう。男女平等とは言われる現代も、19世紀ほど極端な女性差別は無いとは言え、まだ女性の政治家やCEOは少数だし、女性ってだけで仕事に就くのも不利な事は多い。現代は女性の地位が上がったというより、男性全体の地位が下がっただけなのかも? ところで、この題名が気になったので調べたら、ギリシャ神話から来ていて、カイニスという女性が性転換によって、カイネウスという不死身の肉体を持った男性になったが、最後は殺され、その魂が金の鳥になって天に登っていったとされる伝説から来ている模様。死んだ時の名のカイネウスでは無く、あえてカイニスの金の鳥としているところに、主人公はあくまで男のフリだけで、女性として生きている事を表しているような気がする。
女流作家が誕生する頃のイギリスを舞台とした話。女性に小説を書く能力がある筈ないと思われていた時代に性別を男性と偽った上で小説家になろうとする主人公。男女平等について歴史的な基礎を学ぶことができるようで嬉しい。いま、2巻まで出ているが、この先どう展開するか楽しみ。、また小説を創作する側の話としても面白い。
単なる男装モノのロマンス漫画ではない。人間とは何かと考えさせる漫画だ。男尊女卑の時代に小説家になろうと都会にでた独立精神旺盛な女性の人生を描いたお話し。イギリスの田舎の牧師の一人娘として生まれ、母を幼い頃に亡くし、娘ゆえに父親の遺産を相続できない。教育を受けるより結婚して子供をもつことを望まれていた。そんな中、主人公の女性は本にのめり込み少女時代には本を一冊書き上げてみせる。近所の人に自分が書いたと言って読ませてみるものの女の子が書いたと相手にもされなかった。そこで叔父に本を渡した際に、本は架空の男性が書いたと伝え読ませる。叔父は一旦は称賛したが、主人公が自分が描いたとネタバラシすると女が書けるわけないと否定する。このシーンは、この時代、いかに女性が低く扱われていたかを書いている。とても印象的な場面だ。小説家として売れるには男性であるべきという世相に一旦従い、あらかじめ男装し男性名で本を発表した。誰も彼女が本を出したとは、この時誰も知らない。ロンドンの出版社で後の友人となる男性から声を掛けられ行動をともにする。激動のロンドンで主人公は花開くのか蕾のまま枯れてしまうか、最後まで見たいと思わせる素晴らしい漫画だ。
男尊女卑の世界で女性のリアが己の居場所を獲得するために奔走する話です。理不尽ながら状況で問題に立ち向かい、克服していく姿は感動的でした。
女性、および作家達を取り巻く当時のロンドンの雰囲気が伝わってきます。最新話は、マトグロッソで読む事ができます。
女性であるリアが、男性であるアランをロンドンで創り上げていく中で、マイルズや周りの人とのかかわりを通して、少しずつ、封印していた女性であるリアの気持ちも解き解していくような流れが心地好いストーリーです。
イギリスの片田舎に住む女の子が男性名で小説の原稿を送るなんて、ブロンテ姉妹みたい。。と思ってたら、この子はなんと男装でロンドンに住み始めましたね。親友になった小説家や周りの人たちも生き生きしてて楽しいです。Dさんのモデルは19世紀イギリスの国民的作家のあの方かしら?色々楽しみながら読んでます。続きが楽しみです。
時代設定も面白いけど、ヒロインの足の強さが伝わってくるのがいい。キャラの作り方がうまいんだろうな。
ストーリー、ヒロイン、ヒロインと関わる人たち、皆素敵です。リアが男性と偽って小説家としてどんなふうに成長していくのか凄くわくわくします。
レビューを表示する
19世紀、女性の社会的地位が低かったイギリス、男装の小説家の少女っていう設定が好みで読んでみました。続きが待ち遠しいです。夢を叶えるためにひたむきに努力や工夫をする主人公がとにかくステキなのですが、それだけでなく歴史への好奇心が刺激されます。当時のイギリスでは女性には財産相続権がない、とのこと。19世紀西洋の女性の社会的地位についても調べてみたくなりました。