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凄まじい話ばかりですが、似たような例を身近に知っているので、事実を元にしたエピソードであることがうなづけます。どんなケースでも冷静に対処し、強制でなく説得で入院させる主人公のやり方に感服です。今のところ2巻までしか読んでいませんが、こどもの異常行動が親の責任であるかのような描き方には疑問を感じます。確かに親の影響が大きいケースもあるでしょうが、精神疾患は脳の病気であり、消化器系や循環器系の病気が必ずしも親の責任とは言えないのと同じように、精神疾患も親の責任ではないケースがたくさんあるのではないでしょうか。
人物の感情の描写があまりなく、淡々と事実のみ描かれているので、何が原因でそうなったのか、なぜ彼が泣いたのかなどこちら側で想像するしかない。精神疾患は難しい。患者がガラスの向こうの世界にいるようなもので、話し合って扉を開けて健常な世界に招き入れようとしても、ガラスの向こうの居心地いい世界に居座ってしまう感じ。機嫌を損ねてしまうとこちらの命を脅かしてくる。私は、統合失調症と強迫性障害の母のケアラーとして人生をつぶしました。もっと行政の介入を。どうか救いを。
読んでいて気持ちのいい話では無い。でも、子を持つ母としては、かわいい息子や娘が、独り立ちして健全に生きていけなくなる可能性があるなら原因となるものを、知っておきたい、というのが読み始めた理由です。まず自分が健全であること、子供の気持ちに寄り添う事、自分の人生に責任を持つこと、いうほど簡単では無いが、やるしか無い。殺人の実に55%が親族間で行われているという事実。ゾッとするけど確かに、ニュースは流れている。考えさせられる話でした。
面白い←滑稽であるといういみではなく『興味深い』といった意味の『面白い』実話だからだろうか。自分自身が精神科勤務していたし、指定医療機関にいたから研修終了させて、犯罪をおかした方の担当もやまほどしてきた。だからこそこのリアリティーがたまらない。こういった話はほんとうに氷山の一角。このような本がもっと世間に認知され、精神疾患についての偏見がなくなればいいのにな。とはいえ、この話のだと普通のひとには裏は読みきれないだろうけど。
怖い!家族も本人も辛すぎる。これは特殊で異常な人たちではなくほんの少しの差でこうなってしまうこともある。辛いが知っておくべき話だと思う。
動物を殺すシーンがあって最悪でした。精神疾患だからといって何しても自分は味方病気や環境が悪いみたいな主人公の考え方も私には理解できません。精神疾患になることは両親や環境などの原因もあるとは思いますが、私は全てがそうとは思いません。その人の持って生まれたものの影響が大きいと思います。ペットを殺されたり自分が殺されかけたり他人を見境なく殺すと喚かれたら早くいなくなって欲しいと思うのも当たり前です。元々精神疾患患者が犯罪を犯したときに精神疾患だから責任能力がないとみなされて刑が軽くなったりすることにも理解できないと考えていましたがこの本を読んでさらに精神疾患患者が嫌になりました。考え方が自分勝手すぎるし、いつ殺人とか動物虐待するか分からないようなのを世の中に放たないで欲しい。
精神病になってしまうのは患っている患者本人のせいか親の育て方のせいというスタンスがとても残念です。統合失調症をはじめ精神病は原因が未だに改名されておらず、誰でも発症しうる病気です。凶悪だから、甘ったれているから、性格が悪いから発症するというのは間違いです。また、精神病患者は凶暴で危険だという描写も残念でなりません。精神病を患っている人のほとんどは危険人物ではありません。寧ろ、事件に巻き込まれたりターゲットにされて被害者になる場合の方が多いのです。ただでさえ差別的な扱いを受け、何らかの事件の被害者になりやすい人々を、凶暴で人間離れした目つきをしたホラー映画のモンスターのように扱うのは如何かと思います。
統合失調症が親の責任のように描かれていて誤解、偏見を増長させるマンガだと思いました。統合失調症は未だ原因のよく分かっていない病気です。なのにこのような描写をして良いのでしょうか?誰かが悪いという結論はスッキリするしマンガとしては面白いかもしれません。しかしその問題に直面している人からは反発のある内容だと思います。
これ、実際にこんなことあるんですか?私はカナダに住んでますが、例えば統合失調症の人と話ししたから治るものじゃないでしょう?ちゃんと病院で薬もらって治療してもらわなければ、まず無理でしょう。家族と半年も連絡つかなかったら普通警察呼ぶでしょう。こんな適当な扱いしてたら、ダメになるのは当然でしょう。日本では福祉事業こんなにいい加減なんですか?
家族に問題行動が多く、行政にも相談先がなかなかなくたらい回しにされて逃げ場がなかったので、すごく共感しました。レビューを見てると、そんな世界想像もつかない、という人が多くて、自分では当たり前だったのに多くの人にとっては「信じられない」ような状況だったんだなと思いました。(家族はそういった状況が当たり前だと思っていたので、頑なに大したことではないと協力せず、これを読むと「隠蔽」しようとしてたことに気付きました。)主人公のようなつなぐ役割の人の存在を当時は知らなかったので、こういう人がいればよかったのになって思いました。家族の疲労やダメージは相当なものです。エピソードのように、両親が問題を無視して兄弟に全て負担がいってるケースだったので、幸せな家族や親子関係なんて幻想でしかないと思っています。少なくともある一定の人においては、家族が危険であったりストレスの原因である、二度と関係を持ちたくない人である方がリアルです。結婚や子供を持たない方がいい人って、案外多いと思いますよ。
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凄まじい話ばかりですが、似たような例を身近に知っているので、事実を元にしたエピソードであることがうなづけます。どんなケースでも冷静に対処し、強制でなく説得で入院させる主人公のやり方に感服です。今のところ2巻までしか読んでいませんが、こどもの異常行動が親の責任であるかのような描き方には疑問を感じます。確かに親の影響が大きいケースもあるでしょうが、精神疾患は脳の病気であり、消化器系や循環器系の病気が必ずしも親の責任とは言えないのと同じように、精神疾患も親の責任ではないケースがたくさんあるのではないでしょうか。