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作者買い。☆5以上。あーーやっぱりホント一番好きな作家さんのひとりだなーこりゃ。デリカシー欠け気味ノンケ店長×失恋に深く傷ついたゲイ店員ですが、宮沢賢治の有名作をモチーフにただただ終わりのない恋愛がしたいゲイの気持ちをここまで表現できるなんて、とにかく胸に迫って泣けてきました。BL=エロ的なイメージもあるなか、身体を重ねることの本来の幸せをこんなに描ける作家さんはそうそう居ないと思います。ここのところの作者様の作品はいつ読んでも何度読んでも新鮮な感動があります。幸せなBL読みたい方はぜひ。
もう最高に良かったなぁ。素敵なお話。元彼に振られた事で深く傷ついている主人公。会話とかが割とコミカルでクスッとくる所も沢山あるんだけど、ふとした時に何度も何度も元カレを思い出して、1人の自分を思い知る。そういう所をとっても繊細に描いていて、何だか苦しいぐらい感情移入してしまった。そんな時に出会った高校生。自分をほんの少し気にかけてくれる人がいるだけで、どれだけ救われたんだろって泣けてくる。そして店長も大人の色気があって素敵だった。目の前の事を一生懸命に考えてくれる人で、全然薄っぺらい優しさなんかじゃなかった。2人が意識して近づく所がとても色っぽくてドキドキした。エロはサラリとしてるんだけど妙に色気がある。店長が真っ先に胸元に手を入れたのがやらしくて良かったし、ムッツリやっぱり最高だなと思った笑。全体的に大人なお話で刺さる人にはものすごくクると思います。おすすめです。
現時点での今年のナンバーワン作品です。もう何十回読み返したことでしょうか。何度読んでも涙が出てしまう。この作品、括りはBLじゃなくてもいいように思いますね。主人公の魂の再生ドラマ。本気で好きだった人に別れを告げられたことの経験がある人は主人公にたまらなく共感できる物語だと思います。人の心の機微が作者様の独特の絵と相まって、極上のドラマとして描かれています。途中で何度も車窓が銀河鉄道の夜を彷彿させるように表現されていますが、やはり物語後半の二人の「銀河鉄道の夜の旅」が本当に素晴らしくて、読んでいる私が彼らと一緒に別世界へ連れていかれるような気持ちになります。これ、カンパネルラが恋愛に絡んでこないのが、これまたいいんでしょうね…作者様すごいなあ…。私の中の殿堂入り作品です。
読者にはわからない過去と未来がありわかるのは現在を生きる主人公の今。それも主人公目線でのみの男子高校生だったり店長だったり・・・人生とは予測不能でありそれを美しく描かれた哲学的な作品でした。
丁寧であたたかい作品なので、読み終えた後、穏やかな気持ちになれます。「見えない星」も好きでしたが、主人公たちが大人な分こちらは複雑な思いが入り交じっていて考えさせられます。そして、受けのキャラが好きです。
作者買い。いやぁ、良かったです。これは名作。この方の「ヘブンリーホームシック」や「すのーふれーくす」もすごく好きなのですが、それと並ぶくらい本作も好きだな。誰と結ばれるか、上司か高校生か、ちょっと分からない感じもいい。高校生との電車でのやりとりが温かくてきらきらしていて、ほほえましい。主人公がその出会いに心から感謝するシーンはとても切なかったです。この子の真っ直ぐな心に、本当に救われたんですよね、主人公は。
人生経験の少ない人の低いレビューに騙されてはいけません!ストーリー重視派にオススメです。大人の色気とストーリーが素敵です!
なんて素敵な話でしょうか。溜息が出た。ずっと美しい音楽が流れてる東欧の映画観たような気持ち。舞台は日本だし、通勤電車やたらでてくるし、餃子とか食べてるし、居酒屋行ってるし、でも、ヨーロッパ映画みたいな余韻だった。ただ恋愛ではなくて、人間として優しくあること、誠実であることについて考えさせられました。
この作家さんはやっぱり社会人物が良いし、好きです。ちょっとモノローグっぽい本作の主人公は失恋をずうっと引きずりながらも、新しい恋がしたい、愛し愛されたいと思いながらどこか諦めてるウジウジ系。ちょっとしたキッカケや出会いに一喜一憂、上がったり下がったり忙しい。でもなんか人間っぽい憎めない人でした。幸せになってねって思っちゃいました。癖のある絵かも知れませんが作家さん贔屓なので星5個です。
読み終えた後、いつも「その内容が」心に残り、いつも考えさせられる作家さん。この作品も、ただ愛するだけでは終わらない話。恋人同士でいても同じ重さの愛情だとは限らないワケで。いつの間にか比重が変わっていることもある。それに気が付かなかったばかりに、独りだけ、奈落の底に落ちていく。そして這い上がり方を上手く、見つけられなくて、独りで、苦しむ。作中に「魔物になっていた」という表現が出てくる。堂々巡りのなかを生きるのは、そういう感覚だ。そして「それを」深く描いている作品だと思う。
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作者買い。☆5以上。あーーやっぱりホント一番好きな作家さんのひとりだなーこりゃ。デリカシー欠け気味ノンケ店長×失恋に深く傷ついたゲイ店員ですが、宮沢賢治の有名作をモチーフにただただ終わりのない恋愛がしたいゲイの気持ちをここまで表現できるなんて、とにかく胸に迫って泣けてきました。BL=エロ的なイメージもあるなか、身体を重ねることの本来の幸せをこんなに描ける作家さんはそうそう居ないと思います。ここのところの作者様の作品はいつ読んでも何度読んでも新鮮な感動があります。幸せなBL読みたい方はぜひ。