レビュー一覧

好みの問題だとは思いますが、正直このお話のようなストーリー展開はあまり好きではありません。と言うのも、ヒーロー、ヒロイン以外の所謂サブキャラクターが際立ち過ぎて、話の主軸がそっちに持っていかれているように感じ、主人公がぼやっと色褪せてしまうからです。このお話もヒーローとヒロインの過去と向き合って未来に繋げていくと言う主軸より友人カップルの事件の方が幅を効かせているようで、好きではないんです。でもなんだろう、読み終えて満足以外にはないんです。作家さんの力量なんでしょうね。

シリーズ前作の「恋人はドアの向こうに」と同じめちゃくちゃアットホームな街クリアブルックで、同時に3組の恋愛模様が展開する欲張りストーリー。前作の主人公たちも登場して和気藹々としててとっても楽しい！メイン・準メインの展開も面白いんだけど、何よりメインヒーローの息子のコルトがとんでもなく尊い。。残念なのはせっかくメイン・準メインの2カップルの情事の展開がどちらもヒロインが割と脱ぎっぷりが良くて似通っていたこと。せっかくだからもうちょい差別化してほしかったかな。個人的にはヒロインがなにかっつーとセックスセックス言ってるのがあんまり好きじゃなかった笑

この作家さんの描くヒーローの心根が良い、と言うか、さわやか、と言うか、ホントの『夢のようなヒーロー』ってこういうヒーローじゃないかなぁと思う。シリーズ物だけど、どっからでも大丈夫と思います。

ネクストドア・ブラザーズの完結編です。シリーズものは読み始めると次が読みたくなってしまうので恐ろしいです。ローリー・フォスターのシリーズは前の話で次巻を期待させて終わらせるので・・・話の前半は進まない展開にう〜んと思ってしまいましたが、中盤ごろからいつものローリー・フォスターの展開でいいです。2組の恋愛模様が交互に勧められ最後に話が1つになります。ホーガンの息子のコルトがとても素敵です。こんな青年が本当にいたら・・・なんて思ってしまいます。