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素晴らしい作品です。主人公ガッツはひたすら大剣を振るって戦いますが、バトル漫画ではなく人間ドラマが主軸と言っていいと思います。内面描写はとても繊細ですし男女の描かれ方も偏りが感じられないので、残虐なシーンが大丈夫でしたら女性にもぜひ読んで頂きたいです。時系列に直すと3巻〜14巻→1〜3巻→14巻〜となり、1〜3巻は主人公ガッツが精神的に最も荒んでいる時期で、主要キャラの大半が未登場なこともあり、面白くないと感じるかもしれませんが、3巻末からの過去編でガッツの苦しみの原因が明らかになってゆき、話が加速度的に盛り上がっていきます。とにかく全体的にすごい作品なんですが、話の構造的なことをちょっと。全篇を通して光と闇の対照を骨組みにしていて、人物設定や事物にも(光と闇に限らずいろいろな要素で)対照性・対称性が徹底されています。(例えばガッツにとって二者択一の存在になるグリフィスとキャスカは、肌や髪の色を対照的にしてあります。他にもガッツとグリフィス、ガッツとパック・・・果てはゾットと髑髏の騎士、ソーニャとシールケまで、容姿や生い立ち・性格など探してみると色々対比させているように思います。)とはいえ光=白=善、闇=黒=悪、という安直な話ではなく、グリフィスが黙示録で「闇の鷹」とされる一方で「光の鷹」と呼ばれ人々の救いの存在になるなど、光と闇の表裏一体性が示唆されています。安直な話でないからこそ、どう結末をつけるのかとても気になります。続巻をひたすら待ちたいと思います。あと個人的にお気に入りはファルネーゼ様と若です。
終わりを見ることができず非常に残念です。
歴史に残る大作です。既に芸術の域に達していると思います。
ベルセルクの世界感、とても好きです。最後まで読むことは叶わなくなりましたが、素晴らしい作品を世に送り出していただいてありがとうございました。ご冥福をお祈り申し上げます。
残酷な場面がありますが、面白い!最新刊までいっきに読みました。話が壮大でついつい何回も読んでしまいます。
作者様追悼の気持ちを込めて、最新巻を拝読しました。途中から読むのを止めてて、完結後一気読みするつもりでいたら、まさかのご逝去……。お悔やみ申し上げます。本当に、めちゃくちゃ面白いダークファンタジーの金字塔でした。きっと雑誌掲載分41巻が出るはず。待ってます。そして今はもう叶わないけど、作者さんが言われていたという「ベルセルクはハッピーエンドになります」という言葉から想像して、みんなの幸せを思い描くとします。キャスカの記憶が戻ったエピソードが読めただけでも、40巻を読んで本当に良かった。
グロいシーンはあるけど、引き込まれる面白さ
誰もが持っている人間の欲や夢から始まる壮大なストーリー。強さ、残酷さ、恋愛、友情、ファンタジーまでいろいろと織り交ぜながら進んできたこの物語。そして何よりも私は、圧倒的な作画に惹きつけられていました。三浦さんが最後まで書き上げることができなかったことはとっても残念なことでしたが、意思を引き継いでくれるとのことで今後も期待して待っています。これも後に語り継がれるベルセルクの逸話となると思っています。
この作品は、何年かかろうとも絶対に最後を見届けるべき作品だと思ってました。近年は最新話もかなり期間が空く事が多く、本当に最終回は来るのか?と疑心暗鬼になっていたところに、飛び込んできた訃報に愕然となりました。ガッツ、グリフィス、キャスカ。それぞれが迎える結末は想像するしかありません。ハッピーエンドで終わると仰っていた言葉を信じて・・・。でも、三浦先生・・・、そりゃないよ。一生消えない心残りだよ。
三浦先生凄い作品を、世界を作って頂き本当にありがとうございます。心よりご冥福をお祈り致します。
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素晴らしい作品です。主人公ガッツはひたすら大剣を振るって戦いますが、バトル漫画ではなく人間ドラマが主軸と言っていいと思います。内面描写はとても繊細ですし男女の描かれ方も偏りが感じられないので、残虐なシーンが大丈夫でしたら女性にもぜひ読んで頂きたいです。時系列に直すと3巻〜14巻→1〜3巻→14巻〜となり、1〜3巻は主人公ガッツが精神的に最も荒んでいる時期で、主要キャラの大半が未登場なこともあり、面白くないと感じるかもしれませんが、3巻末からの過去編でガッツの苦しみの原因が明らかになってゆき、話が加速度的に盛り上がっていきます。とにかく全体的にすごい作品なんですが、話の構造的なことをちょっと。全篇を通して光と闇の対照を骨組みにしていて、人物設定や事物にも(光と闇に限らずいろいろな要素で)対照性・対称性が徹底されています。(例えばガッツにとって二者択一の存在になるグリフィスとキャスカは、肌や髪の色を対照的にしてあります。他にもガッツとグリフィス、ガッツとパック・・・果てはゾットと髑髏の騎士、ソーニャとシールケまで、容姿や生い立ち・性格など探してみると色々対比させているように思います。)とはいえ光=白=善、闇=黒=悪、という安直な話ではなく、グリフィスが黙示録で「闇の鷹」とされる一方で「光の鷹」と呼ばれ人々の救いの存在になるなど、光と闇の表裏一体性が示唆されています。安直な話でないからこそ、どう結末をつけるのかとても気になります。続巻をひたすら待ちたいと思います。あと個人的にお気に入りはファルネーゼ様と若です。