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神事の神秘性と人間の浅ましさ、考えさせられるストーリーに仕上がっています。
島のために鬼灯が実る頃3日間だけ海神様のために奉仕する巫女になってしまった主人公と、海神様が降りる寄り代として存在する輝血様になった主人公が思いを寄せていた人物という、割りと有りそうなスタート。読み終わったら、まさかの展開にビックリしました。エロさを求めて買うんだったら、ちょっと物足りないと思うけど、背徳な愛が好きな人には、お奨めです。
攻の気持ちはバレバレだけど、時代的にその考えがでてこないのかな。あと、神事を壊して恵みをもらえなくした2人(と滋朗)に対してその時代の島の人達がそのまま住むのを許すとはちょっと思えないんだけど…攻の家に力があるのはわかるけど。
「巫女のおしるし」は、前のアザの持ち主が亡くなると次の人に現れます(>_<)主人公の姉が亡くなりアザを引き継いだ主人公が想い人と結ばれる話です。切ない話でした。
沙野風結子先生大好きで、また表紙も素敵で即購入。時代は昭和初期、海神信仰が100年続く小さな島が舞台の話し。漁業と真珠の養殖で暮らす島には、代々海神に仕える一族がいて、彼らの中から輝血(かがち)様と巫女が選ばれます。二人は年に一度の神事で海神に身を捧げ、一年間の豊穣と平和を島民に約束するのです。幼馴染み、神秘な隔絶された孤島、エロティックな神事、因習に伝説と、大変ストーリーは作りこまれています。エロシーンも多彩です。読んでいて、近代的精神の持ち主である脇キャラ滋朗がなんとも気の毒な役回りで、思わず同情してしまいました。評価事態は読者によってわかれる作品と思います。私は☆4つです。挿絵があれば、まだ良かったかな。
巫女なのに輝血様を選べるお姉さんって? どういう違い。
設定や世界観は惹かれるものがあるが、キャラクターと文章がだいぶマイナス点。(ほとんど)同じ設定なので、読むなら同作者の「蝶落」の方が読み応えがある。まず小説の構成が、上記の「蝶落」とほぼ同じ。最初に回想シーン→序章→事件…となるが、ゆったりとした速度で進む序章の上に物語の進まない回想が合わされると、話に起伏がなく読む速度も低下する。さらには同じ内容が何度も繰り返し書かれているので、全体の30%ほどは読み飛ばした。文章は、小説よりは絵本を読んでいるかのように描写が軽い。テーマが宗教、時代が現代ではないにもかかわらず重々しさはなく、キャラクターのせりふにも地の文にも、現代用語が散在している。なので、せっかくの世界観には残念ながら浸ることができなかった。キャラクターにも特に魅力は感じず……というよりそこまで理解に至らなかった。攻めの心情と行動原理は文字面だけ理解はしたものの、奇抜な行動に出るには表面上の理解だけでは感情移入がしづらい。受けの行動原理は比較的ストレートだったので、主人公を入れ替えた方がよかったかもしれない。なんとか最後まで読み終えたが、読み返すことは今後ない。
素直に本心を晒せないから、どんな形ででも手に入れようとすればするほど遠ざかっていくし、誤解が拗れて衝突しあうしで不憫だった。読んでて気になるのは、水哉が島から離れて働いていた割には、幼い印象だったので19歳だよねっと何度も手が止まってしまうほど気になってしまった。意外と水神様があっさりしてたのでハッピーエンドで良かった。島の閉鎖的な雰囲気がいい感じだった。
ほおずきには色々な見方があるなあと、感慨深いです。義兄弟はやっぱり、お兄ちゃん呼びがぐっと来てエロくていいものですね。
昭和初期の古い神事が基盤となる不思議なお話でした。お印があらわれ巫女となった者は、普通の生活もできずほぼ幽閉され、男性のほうは結婚もできて巫女も自分のものなんて、巫女さんかわいそすぎる…と胸が痛みました。が、無理やりではなかったことが最後にわかり若干安堵。暗さもありますが、最後はハッピーエンドなのでよかったです。
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神事の神秘性と人間の浅ましさ、考えさせられるストーリーに仕上がっています。