レビュー一覧

『言ノ葉ノ花』で結ばれた長谷部と余村のその後のストーリー。ちょっとお高いですが、同人誌や特典ペーパーなどのSSを読んでいなかったので、こうしてまとめて1冊にして下さると嬉しいです。さて恋人同士となった決して器用なタイプではない二人。一緒に時間を過ごすにつれてお互いの気持ちがわからなくなったり、相手が何を感じているのか不安になったり…それは大抵の恋人たちに降りかかる試練ですが、人の心の声が聞こえてずっと傷付いてきた余村と人一倍自分の感情を表に出さない長谷部なので、お互い理解し合うのはそう簡単ではありません。それでもこれから先ずっと一緒に生きていくために頑張ろうとしていく二人の姿が微笑ましかったです。また長谷部のたった一人の家族、妹の果奈に対するカミングアウトも「幸せになって欲しい」だけで割り切れるものじゃないよなあと考えさせられました。

付き合ってからのその後の二人のお話。付き合ってる二人の日々のお話なので、ストーリーにそれほど萌えやキュンがなく、ああ二人は幸せなのねって再確認する感覚。短編詰め合わせですが、ほとんどの話にそれぞれエッチがあるので、途中から食傷気味になりエッチシーンだけ飛ばしたりもしちゃいました(ごめんなさい)。

「言ノ葉ノ花」の続編、番外編。本編よりあまあまで楽しめました。

受けがネガティブに悩みがちですが、とても甘々でよかったです。ただ、攻めの妹に関しての落とし所がそれかあ…といった感じは否めませんでした。

ドラマCDから入りました。二人を演じている声優さんが好きで、原作を読んでみたくてレンタルしました。CDに納められてるのは、この中の一部ですが・・・。やっぱり、CDでは描ききれないこまかい描写があって読んでよかったです。これ続編なので、先に言ノ葉ノ花を読んで下さいね。ちなみにそちらもCDあります。CD聞きながら原作よむ！エロシーンは余計にドキドキすること間違いなし！

不器用な二人が付き合うまでの前作でも心痛くウルウルしましたが，今作は辛さと喜びの両方で涙腺崩壊状態でした。付き合ったら付き合ったで起きるすれ違いや悩み。心が読めたら読めたで辛いのに，心が読めなくなってしまった分，余村のほうがはるかにしんどそうです。ただ，基本思いは通じ合っているので，イチャラブシーンも目いっぱいです。今回は家族をうまく絡めた進展させていました。少ない描写ですが，母親や両親のエピソードが二人の関係性を深く豊かに繋ぎ止める働きをしています。余村と母の場面はすごく地味だけど「言葉で伝える」ことの意味を何気に描き切っているなぁと思いました。妹も主役を食っちゃう助演女優賞でした（笑）。ブーケトスは蛇足かな。

続編にたがわずラブラブです。でもラブラブさ加減より、妹にちょっと持っていかれてしまいました

恋愛は両思いになってからが、第2の試練の始まりですが、この2人の絆の深さや愛情がもう素敵すぎます。前作よりも甘々な2人 、本当に幸せな気持ちになりました。

砂原さんの作品で一番大好きな言の葉シリーズの本編の番外編です。付き合ったその後の2人のすれ違いやラブラブな生活を読めて幸せにでした。他のシリーズも面白くて大好きです！

今までも今でも十分幸せだけどカミングアウトで得られる幸せあるはず。