レビュー一覧

なんていうかな。求めているのと違いました。政治や外交、戦争などは恋愛のスパイスでしかなく、主人公は知性的で敏腕な設定なのでしょうが世の中の中年層から軽く論破される程度と当たり前なことしか言っていません。少年、青年誌の歴史物は逆に恋愛がスパイス程度でそっちに慣れすぎた私には合いませんでした。じゃあ恋愛ものとして、と読み進めましたがラストは結局、だし。悲恋は嫌いじゃないけどどんでん返しもなくいつまでも合言葉を唱え続けるような私たち可哀想ってノリのまま、復讐もあんな感じで終わるなら何も始めなきゃ良かったのに。

どのキャラクターも魅力的です。ギャグっぽく、思わず笑ってしまうつっこみ的なところがありテンポよく読めます。主人公と少年の関係が切ないです。戦乱のさなか、思い合う2人がお互いの立場から、幸せになれない…少女まんがにありがちな全てがハッピーエンドとはいかないです。2人が幸せになってほしいと願わずにはいられない、とても素敵な2人関係が大好きです。

国同士が争う歴史モノとしては雑すぎます。キャラは多いのに皆価値観が同じ。正確や手段が違うだけでやりたいことは同じというか…。王のいらない国にしたいと言う主人公に「おっ」と思ったのに、全くそうしなかったですし。体制を整えて人を育てて信用して任せて、自分がいなくなってもいい国を作りたかったんじゃないの？ラストで王になってから正反対のこととしてて、は～？ってなりました。萌え設定を詰め込んだ安易な萌え漫画です（それならいっそもっとベタベタで夢見がちでハッピーエンドにすれば良かったんでは？と思いますが）。

自分には合わない。なにが…それは感情の機微が。思慮深いようでそうでもなく、信じているようで些少に動揺し、違うキャラ付けにしているようで行動原理が同じ登場人物が多い。ある意味かき分けができていないのです。これはつまり、作者の行動原理ということなのでしょう。主従、師匠ともにそう。間に挟むちょっとした笑いも自分には合わなかった。何かそぐわない気がしまして。お話は面白いかもしれません。が、この作者の味付けで読むのは自分には辛いことだった。

無料3巻までの感想。古代中華風ファンタジーと言った感じ。大まかなストーリーは良く出来ているが、その手の物を読んだことがある人には色々アラが見えてしまう。後宮に部外者男性が平気で入れるところとか・・・。いっそ中華風じゃなければ全然違和感を感じず面白いと思います。

これはやばい！面白過ぎる。3巻無料なんてお得だと読み始めたけれど、壮大なストーリーでエンディングに向かって走り出した感じ。途中では止められないのよ。グイグイ引きこまれていきます。先が気になる。完結してから読めばよかった。

どこのサイトでも高レビューの作品ですが、私にはイマイチでした。まず主人公の名前からちょっと、、亜国の姫、亜姫ってまんますぎでは。じゃあ歴代の姫たちはみんな亜姫なのと思ったら読んでる間ずっと気になってしまった。コマ割りもなんだか大ゴマで、ちょっとした場面でもドヤ顔な感じがして、、きっとストーリーは面白いのでしょうが続きは読みません。

それなりに読ませるし、続きが気になって最後まで読んでしまったのだけど、ところどころ惜しい気がしてしまった。なので最終巻読んで満足！でなくて、モヤモヤした気持ちが残ってしまいました。設定はすごくいいと思うので、もっとうまく話を進めたらすごい名作になったと思うのに。心理描写がイマイチで気持ちがよく分からないところがありました。亜姫と薄星ももっとガッチリした絆みたいなものが見たかった。結局一緒にいたいのかいたくないのかどっちなのと思ってしまった。

当方、アラフォー。20代までは、永遠のパートナーとひたむきな生活を送る幸せを求め、依存しておきながらも、三十路に己の気質を悟り、いずれ寂しさに潰れることがあっても選択の結果だと後悔しない覚悟を決める。以後は、仕事や自分のために好きに生きて、ドライに交際などを重ねてきました。ドライであっても、心の冷えた部分がうっかり絆されることもあり、それでありながら、結局、自分の業というか気質に立ち返る。そのうち、随分と図太くはなったのですが、昨今の未曾有のコロナ禍で世界規模の大激変と不安に、知らず知らず心細さや不安がたまっていたみたいです。うまく安全弁を抜くことも出来ずに不安定になっていたところに本書を読み、すべてに大号泣しながら一気読みしました。号泣は心のデトックス。おかげさまで、自分の選択してきた道を今一度振り返り振り返り、この先も自分の選択した道を歩いていくことかできそうです。

好きなキャラがどんどん死んで行ってしまうのは読んでて仕方ないとは分かっていても悲しかった最後はハッピーエンドがいいけど、好きな終わりではなかった