レンタル46万冊以上、購入118万冊以上配信中!

年齢確認

18歳未満の方はご利用いただけません。あなたは18歳以上ですか?
はい
いいえ
好評配信中!

[著者]豊田悠

■内容紹介■

30歳まで童貞だったので、魔法を使えるようになってしまった安達は、「触れた人の心が読める」という地味な魔法の力(スキル)を持て余していた。そんなある日、仕事の出来る同期のイケメン・黒沢の心を読んでしまう。黒沢の心の中は、安達への恋心でいっぱいで――!? Twitter&pixivで大人気のマンガがついに書籍化! 40ページ以上の描き下ろしを収録。爽やかイケメン→→→拗らせ童貞による好意が丸見え純愛...もっと見る

映画「チェリまほTHE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~」
赤楚衛二(安達清役)&町田啓太(黒沢優一役)スぺシャルインタビュー
映画公開を記念して、おふたりに映画「チェリまほ」見どころや撮影秘話などをお伺いしました!
────ドラマ版最終回で幸せに結ばれた安達と黒沢。今回映画でドラマのその後が描かれましたが、改めて役を演じるにあたり、意識したことはありますか?

赤楚:安達はドラマの物語を通して自分に自信を持つことができ、黒沢という大切な人が身近にいてくれることでずいぶん成長することができました。そういった安達の成長を考えて、1話の安達の印象にならないよう意識はしましたね。作品の雰囲気や感覚を手探りで演じていく中で、ちょうどいい落としどころを見つけていった感じです。
町田:安達の成長度合いは、演技で表現するのは難しかったよね。僕はこの映画で黒沢を演じるにあたって、とにかくふたりの幸せな部分を見てくれる人にどう伝えられるかを意識していました。ドラマを経て、ふたりの思いが通じ合ったその先の物語──表情やしぐさから幸せがどう零れでるか、監督の風間(太樹)さんにもたくさんディレクションしていただきました。

────ドラマ・映画と長い間キャラクターを演じてきて、ご自身と似ているなと感じる部分はありますか?

赤楚:安達に関しては、一歩踏み出すことに怯えてしまうところに共感していました。この映画では「黒沢のために仕事をがんばるんだ」という、人のために努力できる力強さが安達にプラスされたのですが、その力強さを僕は持っていなくて......。今回、安達を演じることで学ばせてもらったような感じがしますし、そういう彼から頼もしさを感じました。
町田:黒沢というキャラクターはパーフェクトなので、ここが共通してます!......と言えるような自信はないんですが。彼が内に秘めている気持ちに対しては、共感するところはすごくあるなと思っています。映画での黒沢は自分自身の弱さと向き合い、弱くてもいいんだということを学んでいきます。赤楚くんも言っていたように、僕自身も黒沢を演じることで学ばせてもらったなと改めて感じました。

────役を通してそのようなことを感じていたんですね。そんな赤楚さん・町田さんが挑んだ映画で注目して欲しいシーンはどこでしょうか?

赤楚:どこですかね。全部かなあ。
町田:全部になっちゃうよね。必要のないシーンが全くない。
赤楚:安達の成長や、黒沢の妄想などの見所は当然として。アドリブで演じた二人のハイキングシーンのやりとりでは、「安達だったら」「黒沢だったら」っていう役への想いの全てを表現させてもらって。その中でも特に僕が好きなのは、危ない場所をふたり手を取り合って渡るシーン。
町田:僕もそのシーンが好きです。演じる中で、風間さんがアドリブを僕らに任せてくれるっていうのも嬉しかった。
赤楚:嬉しかったですね!
町田:風間さんって撮影時に台本にない部分も、かなり計算して作品を作っているんです。今回はドラマ版から一緒にやってきた信頼関係があったので、いろんなシーンのアドリブを任せてくれて。僕たちが「あれ違ったかな?」と思うシーンも「それでいいんだよ」って褒めてくれたりして。キャンプ場やハイキングのシーンもそうだし、何気ないふたりの日常シーンにもアドリブがたくさんあるので、そういうところも意識して見てほしいですね。

────では続いて、この作品は安達が〈30歳〉という年齢から大きな転機を迎えますが、お二人は年齢で特別な目標などお持ちですか?

町田:何歳まで、っていう区切りじゃなく......できるだけ早く実現したいことは「チェリまほ」を楽しんでくださっている方に、直接会いに行くことです。
赤楚:今まで応援してくれた恩返しにね。目標というか、僕たちがこれまでできずに心残りに感じていることです。
町田:オンラインで会う機会はあったのですが、みなさんと同じ空間でお会いできていないので。できれば色んな人がいるところにご挨拶にいきたいです。

────最後に、作品ファンが待ち望んだ映画公開に向けてお二人からのメッセージをお願いします。

赤楚:この作品は優しい人たちが思いあう描写がとても丁寧に描かれています。だからこそ誰に対しても共感できるし、キャラクターに感情移入するとより深く楽しめる──ドラマではそういった人を思う気持ちの素晴らしさが描かれていました。映画はそれにプラス要素として、その人を思う気持ち・愛がどれだけ力を与えてくれるかが表現されています。その愛のすばらしさを、映画を通してしっかり伝えていきたいです。
町田:〈人を愛するということ〉はこの作品の大きなテーマだからね。映画はドラマの続きの物語だけど、二人の関係もより濃密になっている分、現実味を感じられる場面がたくさんあります。リアルな描写と何よりどんどん成長する安達の姿が微笑ましくて見ているだけで勇気をもらえる。心に刺さる彼の勇姿を、ぜひ大きなスクリーンでお楽しみください。

映画への期待が高まるお話をたくさんありがとうございました!