画家と音楽家

貧しい画家がある日出逢った音楽家は、若くして成功し地位も名誉も金も持っていたが恐ろしく孤独だった―著者渾身の傑作選集。【全196ページ】
配信日:2015/07/02
配信日:2015/07/02
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画家と音楽家
作品詳細
- 発行 リブレ
- ジャンル ボーイズラブ漫画外国人業界人
- レーベル ビーボーイコミックス
- レビュー
明日のパン代すらおぼつかないほど貧しい画家がいた。売れない絵でも描き続けられることが幸福だった。そんな彼がある日出逢った音楽家は、若くして成功し地位も名誉も金も持っていたが恐ろしく孤独だった。透明に輝く画家の魂に触れるうちに頑なな心が解け始めて……。ARUKU渾身の傑作選集。
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
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2015年に電子初版のARUKU先生の5編から成るオムニバス形式の短編集である。冒頭の「画家と音楽家」は、画家ゾゾの運命が悲しすぎて読み返すのが辛いほどだ。何故なら、他の作品の主人公は、言語障害及び脳の機能障害を持つ「雨」こと「名も無き人」や、先天性聾者のコモにしても、利害関係無しに救済してくれる人がいるのにゾゾには誰もいない。ただ、ただ自分の運命を受け入れて、最期を一人で迎えようとしている。僅かに心の交流があった音楽家ギランは、ゾゾの致命的な病気結核(喀血しているので)すら理解出来なくて、彼を援助しない。そして自分の再出発の為に尽くす。ギランの弾くピアノをアパートの壁に保たれて聴き、涙を流すゾゾ。ARUKU先生、最後の空白の2ページは、我々読者に何を描けと言うのですか。😭ARUKU先生は、多分美大、又は、芸大の出身だと思う。と言うのは、紙本で購入した同人誌のカバーの裏表紙に描かれた、ワインのボトル、ノート、鉛筆、丸めた紙屑のデッサンや本編に描かれた鳥、馬、老人、酒場の女将さん、ゲイのイヴァン等々の描き方が凄い。そして、背景は、アシスタント無しのペン入れされている。世代の差と言うものでしょうか。今の若い漫画家は、兎に角絵が上手い。にも関わらず、ARUKU先生の作品は、私を魅了して止まない。