鳥かごの花嫁と白銀のあやかし

「どこにいても必ず早季を迎えにいく。だからそれまで、僕を待ってて」
――実母はすでに亡くなり、義理の父と兄から召使いのように扱われている大学生の早季。義理とはいえ家族。そう思って耐えていたが、あるとき彼らの目的が早季の身体にあることを知り、家を飛び出してしまう。行き場のないまま神社に迷い込んだ彼女を助けてくれたのは、御剣（みつるぎ）と名乗る不思議な男性だった。どこかホッとする雰囲気の彼に、少しずつ惹かれていく早季。しかし、彼の正体は白銀のあやかしで――！？
孤独な少女と一途なあやかしの、和風ファンタジーロマン、開幕！

（※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています）