レビュー一覧

言わずと知れたオノナツメさんです。他のBLも読みましたが、一番オノさんらしい、映画的な味わいのある一冊。孤独を抱えた主人公と、周囲で起こる恋愛のこもごもに感情移入して読むのは難しいかもしれません。しかし、描かれている人の愛情やつながり方については、誰しも思うところがある物語になっていると思います。ガットの名前の由来と、タトゥーの意味にぐっと切なくなりました。

絵は全く好みではありませんが、サンプルを読んで続きが気になったので購入。面白かったです。人物の職業や関係性、過去については特殊な面もありますが、一部の同性愛者の生活観とより近い気がします。恋愛模様はありつつ、それぞれが不特定多数と関係を持っているんですが、不思議とそこに嫌悪感はなく、むしろ清々しい。読後は少し複雑な気持ちになりましたが、それでも納得出来ちゃう作品でした。

イタリア語がわからないので、途中？？？ってなる箇所がいくつかありました。BLというより、単館向けのショートフィルムを見たような読後感です。

ガッドの刹那的な感じがなんとも、、。日本びいきの恋人に捨てられた子に癒された。なんか自分が分かってたり悟ってたりする人は憧れるけどそうじゃない人に好感を持つなぁ。

以前、コミックスで知人に読ませてもらっていた作品。改めて再読してみると、当時ピンときていなかったセリフが今ならあの意味だと察せたり、コマ割や余白がいい仕事して、シンプル絵柄ながら独特の空気感を感じられます。

とにかく登場人物全員カッコいい。イタリア人ってズルい…ウジウジした小説家だけは好きになれないけど続編とか読みたいです

色んな人と関係を持つ独特な色気のある主人公。気軽なBLではなく大人な作品。

オノナツメさんのことが昔から好き。何度も読み返してもまた読みたくなる作品。

ストーリーも含めてですが絵が斬新でオシャレです。

オノナツメさんの作品ということで購入しましたが、独特の絵も世界観もそのままに短編集のように進みます。良い作品ではあるのですが、消化不良は否めません。