レビュー一覧

悪役が主人公と言う事もあり、斜に構えた内容。当時の社会問題とリンクさせている部分もあるので当事者を批判している部分はなかなかに危ないな、と思った。結末は遠からず予想はしていたが、気持ちは分かる部分も多く納得の終わり方だったと思う。

そういう人が非行、犯罪に走る前に、何かしらの支援なりが出来れば、簡単な問題ではないにしろ、本人のためにも世の中のためにもなるよね。

なんだか、切なくなってしまいました。ストーリーは面白いとは思いますが。絵はちょっとストーリーのイメージと違うかな。

ジョージ秋山の最高傑作だと思います。ラストは、様々な解釈ができると思うが、信じるものが金と言う生き方を選択せざるを得なかった主人公が、とても切なかったです。絵柄が、可愛らしいのに、シリアスな話であるところが私は好きです。

世の中生きていくのって難しい事ばかりだな本当にこまっているのにね

昔の本ですが、今でも這い上がりたい、のし上がりたい欲求は人間の欲求ですから、読んでても色あせませんね。逆に新鮮だったかも・・・

この漫画は貧困で母親を亡くした事がきっかけで金に執着するようになってしまった風太郎が主人公の物語です。犯罪をいとわずこれでもかと金に執着し続ける風太郎が本当に見ていて物悲しく感じました…。

壮絶な漫画で最初から最後まで怒涛の展開であっという間に読んでしまいました。環境があまりに酷かったとはいえ、主人公が最初の殺人で自分の罪に向き合っていればここまで悲劇的にはならなかったのではと思いました。

名作と言われるものはやはり心に刺さるものがありますね。伝えたいことがはっきりしている、という印象です。

タイトルは知ってたけど、初めて読みました。骨太の作品、という感じです。