レビュー一覧

恋愛がメインのハーレクインにラブシーン（ベッドシーン）はどれくらい必要なのか？！　濃厚な性描写を得意とする作家さんもいるようですが、それほど比重を置いていない作品もたくさんあります。この作品では託された幼子を愛する純粋無垢なヒロインが、ヒーローに出会ってから奔放な女性に変わっていきます。真剣に愛を語っている場面の次にはラブシーン……身体だけの関係じゃあないって話なのに、なんでそうなるか〜？とガッカリしました（必要なことだけど、男女の関係ってそれだけなの？！）　お国柄で価値観が違うのは仕方がないとしても、出会ってすぐにベッドインとか一目見ただけで欲望を感じるとかの描写があると（それが露骨すぎると）幻滅してしまいます（あくまでも個人的な感想です）

大好きなシャンテル・ショーだけどこの作品のヒーローにはムカついた。所業を挙げると、自分と結婚するしかないように持っていき熱々のハネムーンで自分に惚れさせといて、ヒロインに我々の間にあるのはセックスだけだという。公衆の面前でヒロインが侮辱を受けても庇わず、後を追いかけもしない。帰国した彼女を試すため小切手だけ送りつける。これだけあっていきなり愛してると言っても信じないヒロインの反応はうなづけます。