レビュー一覧

もし、急に耳が聴こえなくなったら...ということを考えさせられました。親戚に人工内耳の人がいますが、障害があるにも関わらず、さらにいろんなことに労力を使うことをしみじみ感じました。

テレビ版とはまた違った魅力。私も難聴経験者ですが、小さな子にそれが起こるなんて胸が痛みます。

ドラマからの原作です。原作の主人公のほうがしっかりした性格な気がします。

登場人物がみんなとても温かく素敵だなと思いました。

ある日突然耳が聴こえなくなるという大変な出来事があっても頑張っていて素敵です。

いい家族。せつなくて苦しくなる話だけど素敵な人たち。

まさか娘まで…と、驚きの展開です。先天性と後天性の違い、娘の周囲の優しさなど、漫画だけれど現実にもありそうな、そんな心温まる話でした。

終盤で、娘まで聴覚障碍者になるという予想外の展開になります。主人公夫婦と娘本人がそれぞれどう思ったか、どう行動したかが丁寧に描かれていて、未来に希望の持てる終わり方になっていました。

私がこの作品に初めて出会ったのは高校生の時でした。主人公のみえちゃんとご主人が大好きで、難聴の方達ともっと話したくて手話を学び出したきっかけがこの作品でした。悲しいな、ツラいな、と想う時と同時に感動して何度も泣きながら読みました。障害=不幸ではなくて、ツラい事の後に必ず幸せがあると信じればどんな時も乗り越えてゆけると教えてくれました。私にとっては、本当に感謝の作品です！ありがとうございました！

絵も素敵でストーリーも感動しました。優しい人たちばかりで幸せな気持ちになりました。