レビュー一覧

高評価でしたので無料期間中にで1巻を読んでみました。率直な感想は"意味が分からない"です。そもそも限られた席しかない将軍の座についた人間が、冒頭で将軍の立ち振舞いを理解していないということで降格されます。今で言えば、「お前優秀だから15歳だけど大臣にするわ」次の瞬間には「大臣の振る舞い出来てないな」ってな理由で降格です。将軍ってそんな軽く選任されるものなんですか？経験と人望と利害が絡んだ上に選出される役職であるのではないでしょうか？血筋だけで頂点に立った指導者の例は歴史上良くありますが、この主人公に至っては血筋や後押しする背景も見受けられませんでした。なので、いよいよ将軍職に選ばれた理由に現実味を感じられません。選んだ側も、それを鵜呑みにして選ばれた側もイカれてるとしか思えません。ましてや友人の統治する重要拠点が反乱を起こし、それを解決するために単身乗り込むシーンがあります。その際に"副官"など補佐する人間がおらず、主人公は咎められることもなく自由に行動します。それってどこまで現実的なんでしょうか？供回りもいない将軍って…よほど新任士官などの未熟さと役職が比例する立場の方が説得力あります。結局は序盤での劇的な展開を演出するだけの将軍職なのではと思ってしまいました。もしかしたら2巻からは爽快な展開があるのかもしれません。ですが、序盤から破綻している設定では、読み進める事は出来ませんでした。これら細かい箇所が気にならず、ライトな雰囲気に熱中できる方々には受けるのかもしれません。駄文でしたが、もし少しでもご参考になれば幸いです。

異国情緒溢れる戦国歴史漫画。しっかり作り込まれた世界観とキャラクターに作者のこだわりと作品に対する熱意を感じる。けどあんまり面白くない。これから面白くなってくるんだろうなぁ〜て感じはずっとしてるんですが今5巻まで読んで、う〜ん、最初の方より面白くなってきてるけどこれ以上面白くなるのか？？と不安になってる。

社会情勢なども含めて中東をイメージしますね。おじいちゃん将軍がかわいくて好みです。

アニメを見たあと暫く離れていましたが、漫画を読んでみて深いと思いました！国の名前や人の名前がややこしいですが、頑張って読む価値ありです。キャラや背景の絵はとても上手いですし、個人の性格の深さも読みごたえがあります。

絵は上手いと思いますが好みは分かれると思います。ただ少し戦闘シーンなどの流れで人物の動作や展開が分かりにくい箇所も多く「今何やってこうなったんだ？」と思うような所もあり、若干描ききれてない場面があり分かりにくいですね。ストーリーも興味深いんですけど、その世界のシステムの説明などの文章が多く、まず読んでから話に入らなくてはいけない過程が面倒に感じます。そういった面で入り込むまでに時間が掛かるので、途中で嫌になる人も居るかもしれません(私も2巻あたりで止めようかと思いました)。そういうのを慣れるまで我慢して読めるかどうかがこの作品の肝かもしれない…。

絵は好みが分かれるかも知れませんが、丁寧に描かれていると思います。ストーリーも面白い。最近は転生ものファンタジーが多い中で、しっかりとした王道ファンタジーもので好きです。

面白くて21巻まで一気に読んでしまいました！主人公から脇役までキャラクターに魅力があり、絵も綺麗、内容もしっかりしています。個人的には本格的に面白くなってくるのは5巻からです。見所は、戦術や各々の思惑、駆け引きではないでしょうか。あと、敵側の想いも描かれているので単に勝った負けたではないところも素敵です。ただ、残酷な描写も出てくる場面もあるため苦手な方は避けた方がいいかもしれません。

キャラクターの魅力は確かにある。ただ、他のレビュアーさんも言うとおり、躍動感がない。なんかチグハグな感じがして残念。

偶然アニメを見たことがきっかけで読んでみました。元々歴史物、戦記物が大好きなのですが、久々に大当たりを引いた気分です。物語の大筋は(おそらく)16世紀のオスマントルコとハプスブルクの争いがモデルだと思われますが、主人公の成長あり、戦争あり、政治あり、外交ありの濃い内容です。戦記ものなので当然敵(帝国)がいますが、敵方でも一方的に悪ではなくそれぞれの事情・誇り・信念があり、わかり易い正義と悪に止まらないところが面白いと思います。個人的には、自分の過去体験から戦争を止めたいという「未来」に向かって生きる主人公マフムートと、帝国を滅ぼすことだけ考えてきたという「過去」に生きるザガノスの対比が面白いと思っています。壮大な物語がどのように収束するか、とても楽しみな作品です。

ストーリーに引き込まれるように、四将国編を読み切ってしまいました。主人公の成長が楽しみです。