レビュー一覧

蒼天航路全巻紙の本で持ってます。三国志を魏の曹操の側から描いた大作で物凄く面白いです。曹操側が主人公なので、劉備や孔明はやや胡散臭いアヤしげな、魅力の劣る人物として描かれています。魏の群臣達が非常に魅力的で、私は許褚と荀��、夏侯惇と張遼が好きです。劉備側だと、趙雲がいいかな。勿論呉の群臣達も出てきます。ただ、ストーリー原作者さんと、作画担当さんが別で、2人組の作者さんだったのですが、ストーリー担当の方が若くして病気でお亡くなりになってしまったので、途中から話がみるみる萎んでいって、駆け足で話が収束し、終わっています。ストーリー担当さんが亡くならなかったら、これ本当は100巻位にはなる話だったんじゃないでしょうか。作画担当さんは、元々骨子のある話を元に、イメージを膨らませて人物を描くのが得意なようで、キャラデザはどのキャラも秀逸です。特に前半に出てくる呂布は素晴らしいです。出版社の担当編集は、なんでストーリー原作者がなくなった時に、代わりの原作者を付けなかった！？もし作画担当さんが反対したとしても、才能の持ち腐れが勿体無いので、なんとしてもストーリー担当をつけて、話を続けるべくだったと思います。失礼ですが、作画担当さんもその後蒼天航路ほどのヒットは出ないみたいだし、読むほうとしてもこれ程魅力あるキャラを次々生み出せる作画担当さんの才能をまだまだ楽しませて頂きたかった。一旦完結してしまっている話ですが、スピンオフとして、もっかい20巻とか30巻辺りからやり直して、もっかい話を続けて欲しいと切に願う位です。本当に勿体無い。ストーリー原作者の方が亡くならず、きっちり話を続けて100巻とか行けば、日本で、横山光輝三国志に並ぶ、三国志漫画の金字塔になったのではないでしょうか。現状だと、途中から話が先細りすぎて。あー、ほんと勿体無い。作画担当さんは、キャラデザに関しては天才的だと思います。群雄を描くのに向いています。人物の魅力づくり、魅せ方についても。途中からストーリー担当さんがいなくなり、そこが本当に勿体無いなぁ。2代目のストーリー原作者を付けなかった、当時の出版社の担当さんは失礼だけど本当に、才能に対して失礼。勿体無い。でも名作です。

ネオ三國志と言いながらも適度に史実に忠実なのがいい。ちょっと曹操がパーフェクトヒューマンすぎるところがありますが...三國志未経験の方にも十分読みやすい作品です。

よくある蜀ヒイキの三国志と異なり、史実での活躍を元に人物の個性、活躍が魅力的に描かれており、大好きな三国志漫画です。唯一欠点を挙げるとすれば、無駄に性的描写が多いのと、劉備、諸葛亮がやや変態扱いされてるところかな。この本読むと、魏の武将がとても好きになります。

大人気三国志の中で悪役で知られる曹操を主人公にした大長編作品である。ストーリー展開はある程度史実に沿っているとは思うが、かなりの創作を交えて主人公曹操を大変に生き生きと描き出している。また相当に大げさで派手な絵柄がそれに輪をかけて激烈ぶりを引き立たせている。三国志好きにおすすめの作品である。

絵がすごくきれい＆登場人物の表情も豊かで、それだけでも見ていて楽しいです。内容は、一般的な三国志とは一線を画しているので、好みは分かれるかと思います。個人的には大変気に入りましたので、買ってよかったです。

いろいろ無茶をやってるように見えてストーリーは正当な三国志です登場人物が皆魅力的なので一気に読めてしまうカモ

史実に忠実な良作。三国志演義では悪役として描かれますが、乱世の英雄曹操の足跡・苦悩が分かる作品です。演技しか読んでない方にこそ読んで欲しい！

圧倒的な面白さです。ページを開くと、一気に物語に引き込まれます。ミュージカルのような三国志というコンセプトそのまま、紙面演出も豪快かつ華麗。読者を最後までぐいぐい引き込み続ける、王欣太先生の構成力は圧巻です。連載半ばで世を去った李學仁先生の熱い心を感じる名作です。

連載時にモーニングで読んだけど、久しぶりに読んだけどやっぱり面白い。

絵がとても迫力があり、三国志では異色の曹操を主人公としています。三国志はこれからおもしろくなるというところで終わってしまうので続きが読みたくなる気がします