レビュー一覧

かなり昔の作品のようですが、面白かったです。義月先生は初期の作品のほうが好みかな・・。別の人を愛している人を愛している・・とお得意のパターンですが、受けがプライドが高く、できる男なので、めそめそしたりせず、切なさがより増します。くっついてからの一波乱もあり、満足度は高いかな。お勧めです。

ひとつのストーリーでハッピーエンドまでいって終了かとおもいきや、ちっちゃな色んな事が詰め込まれてます。攻めにはずっと片想いの相手がいるし(受けの弟)、受けにも過去に関する大きなトラウマがあったり。うざいモブがでてきたり。喧嘩のときは引くぐらい暴言はくし。なかなかにどたばたしてました。

この作家さんは古い作品の方が好きです。今回は美人で有能で傲慢だけど、ちょっと健気な受けが出てくる作品です。攻めは弟の同級生で、ずっと弟のことを恋愛対象として見てきた男。今まで読んできた攻め達から比べると、そこまでひどい男ではないかもしれません。でも受けが切ない思いをするときは、胸がちょっとキュッてなります。

少し古めの作品とのことですが、その辺はあまり気になりませんでした。色々あるリーマン同士のラブですが、一筋縄では行かないアレコレが色々と詰まってます。男同士カップルで喧嘩するとこんな感じになるかもなぁと、妙に納得（笑）ただ、文章が誰目線かがわかりにくいので、そこは星が伸びませんでした。読んでるうちに、あまり気にならなくなりましたが。