レビュー一覧

血のつながりのある実兄弟モノ。弟（攻め）×兄（受け）。兄はもともとゲイで、弟は兄一筋の執着型。親の子供を見る目線が出来のいい悪いであったため（酷い親とかではない）、生じた家庭内の歪み。前半は親の期待に沿えられなかった兄が一人暮らしを決め、両親が一週間不在になった間の出来事。弟による監禁・強姦（抵抗した時に殴る等の暴力あり）。後半はこの状況を受け入れてしまった兄の葛藤と弟の執着。終始痛々しい感じで、兄の受け入れる心情もタイミングが唐突だったりしながら最後は共依存。うーん、それでいいのか…（いや、よくない）とか思いつつも不満は特になし。なんか状況も二人の感情も自分のキャパを大きく外れていて良くも悪くも特に思うことがありませんでした。BLなのに、一番の感想は「子供に勝手に過剰な期待をしたり、どちらかだけに期待したりしたらダメだな」でした。

実の兄弟、弟(攻)×兄(受)。弟の狂気までの執着をうけ、兄は徐々に正しい判断が出来なくなります。両親が一週間海外に行き留守にしついる間、兄は弟に監禁され暴力、強姦されます。そうするうちに兄は少しずつ弟を受け入れていき……。痛い場面が多くありますが甘い場面もあります、弟をここまで追い詰めてしまった兄の葛藤もありです。個人的に殴る蹴るの暴力は苦手なので評価は３です。兄の目線でストーリーが進むので兄の心理描写は上手に表現されていますが、弟の心理は分からず……弟目線もあれば良かったと思います。

男ではないせいか、愛ゆえの暴力というのが全く理解できない。執着するとそうなるのか、ただの暴力的な人間性なのか。血の繋がり、とか、暴力、とか、男同士、とか言ったタブーがスルーされてサラサラ進んで行く。

兄弟ものはもともと得意じゃないけどこの唐突すぎるような展開はもっと苦手。

弟の執着、すごい。それを受け入れる兄もすごい。過激だっけど、なかなか面白かったです。

やりたい放題の弟でしたね…。そこに愛を見出だせたとしても、突き放せずに甘受出来るのは兄としての愛情が根底にあるからなのでしょうか？兄の悩みや葛藤は共感出来るけど、弟の方は余りに身勝手すぎる暴力行為が痛かった。未熟な若さ故なのでしょうか？理屈の通じない子供の様な執着心が半端無く、ここまで突き抜けて発揮されると、逆に見事なものだと面白かったです。

あらすじを読んで他のサイトで購入しました。弟攻めが好きなので萌えました。兄も男らしくてよかったんです。