レビュー一覧

短編それぞれが関係しあってて、最後に後日談みたいな感じになってて、ほっとします。登場人物が多いので名前と顔が若干難しいかも…。

各話は読切りの短編ですが、全体で「絶会」の1つの物語になっていて、音楽でいうコンセプトアルバムのようになっています。それぞれがそれぞれのサイドストーリー、スピンオフのようで、最後の「カーテンコール」でそれらが上手く昇華していく感じ。構成が上手いなと思いました。

短編だけど話がつながっていて満足感あります。絵は好き嫌い分かれそうかなぁ…

思いと裏腹に傷つけたり傷ついたり。そんな自分がいやでたまらなかったり。多感な時期の心模様を繊細に描いた佳作。この作品、すごくもったいない！「ガールズラブ」に分類されているから、スタート時点で多くの人に知られない、届かないんじゃないかと思う。このジャンルだけで食わず嫌いの人もいるだろうし、そもそも接点がなかなかないのでは。私もたまたま出会えてよかったです。内容的にはラブじゃなく、いい意味でふつーに少女マンガそのもの。細やかな描写で、登場人物一人ひとりの個性が際立っていて、でもあくまでリアルで。読んでいて胸がチクリとしたり、自分の少女時代が呼び起こされたりしました。構成的にも上手で、群像劇の短編集なんだけど描き下ろしの後日談エピソードがまとめてくれていて読後感がいい。★4.5なんだけれどもせいいっぱいの応援を込めて、甘めの星5つ。

短編だけど、それぞれ関係しあってて面白かったです。