レビュー一覧

うーん…釈然としない。結局、受けが攻めを好き過ぎて、愛に誠実でありたいけど立場上無理、とどっちつかずで攻めの優しさに甘えてるだけ。けど、ま、現実にも甘えて誤魔化すことは多いので、それでいいと言えばいいんだけど。別にノンフィクションを読んでる訳じゃないので、そこは職業柄、受けも腹を決めて許されるその時まで、短い時間であっても深く愛し合えばいいんじゃない？とも思う。許される時間が終わったら、どんなに傷付こうがスッパリ別れるくらいの、他人には理解されない互いの愛で繋がるくらいの成就感が欲しいな。墨に銘を入れるとか小道具揃ってんだから、もっと刹那的に盛り立てて欲しかったな。

絵は少し古さを感じますが作品が昔もものなので仕方ないですね。ところどころ絵がラフで口も描かれてないのがあったのが気になりましたが、幼馴染カップルはくっついてよかったかな。加納さんもくっついたけどその後はわからず。。。2人もくっついたけど、どうなっているのかが良くわからないままだったのが消化不良ですね。

あー、こういう終わり方…なるほど…。あんまり好きじゃないけど極道らしくはあるかも。彫り師が死んで終わる、よりはマシかなて感じかな。この2人はちょっと辛い恋愛をしていくんですね、微妙ー切ないけど極道だし内緒の付き合いしていかないといけない、て感じなら仕方ない。でも受けのカオルが極道にしてはちょっとメンタル弱めですね、彫り師のが怖いもの知らずでいつかカオル守って死にそうで怖い未来を想像できる感じ。サイド側の彫り弟子のカオルの方が分かりやすくてハッピーエンドて感じでした。彫り師の最後の部分には自分のモノて証で名前を掘る、てのはシビレましたね、受けは彫り師から離れるケジメ付けるために墨を入れに来てるのに、彫り師は次は逃がさない、と自分のモノて証を掘ってるのが素敵だった。

タイトル買いでしたが、ストーリーも重すぎさらっと読めました。

まず、表紙絵と内容のイメージは大分違うのでご注意を！でも、内容は良かったです。ヤクザと彫師ですが、ヤクザっぽさはあまりありません。彫師っぽさはいっぱいあります。ENDも納得できない人は多いかも。続きを望みます。

レビューで気になりレンタルしました。絵の好みはあるかと思いますが、ストーリーは少し切な目でこれからの２人がどうなるのか、ハッピーエンドではないんだろうなあと思います。彫り師が刺青をいれる描写がちょっと驚きでした。表紙のようにもう少し丁寧な絵柄だと嬉しいなあ。

一冊全部表題作で、読み応えありました。じわじわと切なさが迫ってくる感じなど結構よかったです。この先二人はどうなるのかなぁと、ちょっと不安を感じるラストでしたが、そこも人物設定的にいいかとおもいます。