レビュー一覧

読後感がすごく良くて、ぜひ続編を書いて欲しいオススメ作品です。主人公は刑事には見えない、ちょっと危険な香りがし、タキシード姿はジゴロに見えるニューヨーク市警の敏腕刑事。最高の相棒のテイラーがニューヨーク市警を退職してしまい、裏切られた気持ちを抱えつつ新しい相棒（母親が英国貴族で父親は不動産王というクイーンズ・イングリッシュを話す御曹司）と手探りで操作に当たる。ある日少年が惨殺される事件が起き、やり切れない思いで普段飲まない酒を飲んでいたバーで偶然出逢った母親が日本人という東洋系の美しい青年レイ。登場人物（悪役除き）がみんな魅力的でキャラがしっかりしていて、それぞれに感情移入できて楽しい作品です。レイと一緒に住もうってところで終わってしまったので、同棲が始まってからの二人の話が読みたいです。

刑事シリーズ第2弾。珍しく攻め視点で描かれています。手負いの獣のような刑事と謎多きレイの話です。レイは神出鬼没で掴み所がなく、腕利きの刑事のローガンは振り回されっぱなしです。でもローガンはそんなレイにメロメロで、全てを受け入れようとするんです。話の展開とはいえ、残酷な描写もあるので苦手な人は要注意かも。

単純な刑事と泥棒の禁断の恋と思わせて、まさにアメリカの刑事ドラマのようで、予想外におもしろかったです。神出鬼没自由きままな猫の気まぐれに振り回されている攻めの刑事ですが、実は受けが攻めを好きすぎて刑事の心がつかめず距離感をはかれなかっただけなんて・・・。放し飼いではなく、首輪が欲しいかまってちゃんだったなんて可愛いすぎ（笑）仕事ができて男前な攻めが、恋愛面で鈍感すぎて受けも振り回されていたらしいので、受け視点が読みたかった〜。イラストが素敵なので、ぜひコミックス化かシリーズ化して続きが読みたいです！

表紙を見て勝手に攻めはクールなのかと思ってたらけっこう振り回されちゃってますね。ストーリーやキャラがしっかりしててテンポよく進んでいくので読みやすかったです。

こちらの刑事シリーズは全部読んでます。どれも海外ドラマのようで面白いです。ただこちらの作品だけ、攻のビジュアルイメージが最後まで固まらずはまりきれませんでした。私の創造力不足ですね…