レビュー一覧

9人でも勝てるということを証明するような作品でとても良かったです。

規律ばかりにこだわる高野連。規格外のナイン、監督。古い作品ながらついついはまってしまい読み切った。面白い作品です。

かざま先生の最高傑作と個人的には思っています。剛速球投手にして悪漢を演じる主人公、幼友達の陽子、単に高校野球漫画だけでなく周囲の環境の変化で翻弄されつつも二人が成長し愛をはぐくむ展開もみのがせません。いっぱいエロ描写もあるので楽しみに読み進めてください♪

この漫画、半世紀前に｢漫画アクション｣に連載されていましたね。主人公の｢小林誠一郎｣がアパートの狭い部屋で母と妹との3人暮らしをしているのに対して主人公のガールフレンドの｢神林陽子｣は豪邸に暮らしていましたし、二人のこの｢格差｣もこの漫画のキーポイントでしたね。それにしましても、この漫画に登場しています｢神林陽子｣と言う女の子、まさに｢悲劇のヒロイン｣ですね。大好きな主人公には勿論ですが、大嫌いな｢米沢｣と言う家庭教師にもあの伊藤詩織さんみたいな目に遭わされましたし、父親が病で帰らぬになった事によって｢孤児｣になってしまいましたね。｢行きは大名、帰りは乞食｣とはまさに彼女のために作られた諺ですね。それにしましても、｢米沢｣と言う家庭教師には無性に腹が立ちました。元はと言えば、この男のせいで主人公の｢小林誠一郎｣は神林陽子を伊藤詩織さんみたいな目に遭わせる羽目になってしまったのですから。紆余曲折を経ましたが、最終的には主人公と神林陽子とが結ばれましたね。