レビュー一覧

修二(攻め)がマジでクソ野郎で一ミリも好きになれませんが、攻めに傷つけられる健気な受けは大好物なので星五つです。

絶対にやってはいけない事だと思う。愚かさから修二はホントの初恋の相手だと気付きもせずに光春を貶める。後年まで後悔する羽目になっても光春の負った心の疵は一生治らない。偶然の再会から謝罪も仕返しも全てを受け入れてハピエンで終えてありますが、ラストに修二視点のS.S読まされて、卑怯な男を罵倒したい気持ちは残った。

評価を星4つにしてますが、本当は3.5くらいですかね。この作者さんの長編として出された初めての作品のようで、普段とはちょっと違う印象を持ちました。そして新装版ということでおまけのSSが付いてますが、その話を読むと如何に修二（攻め）が酷い男か分かります。あんなことされたら光春（受け）はもう誰も信じられなくなってもおかしくないし、どれだけ修二に愛を囁かれても信じられないですね。元婚約者も都合良すぎるし、全体的に物足りない、もう一捻り欲しかった気がします。

いい大人の主人公という設定ですが、思考回路は子どもと一緒で、まったく共感できず。さらに、まだ気持ちの通じ合っていない前半にエロ多過ぎ…。ついでに、途中で出てくる攻の元婚約者はあり得ないくらいものわかりが良すぎ。というわけで、面白いとは感じませんでした。この作家さんの作品なら、ほかにもっといいものがあったはずなので、そちらをお勧めします。

作者さん買いです。今までずっと漫画だったので初めてこの先生の小説ポチリました。漫画とはちがうエロさにドキドキしちゃいました。挿絵もいい感じで文字の世界がイメージしやすくて小説もありでしたｗ