レビュー一覧

雰囲気が好きな人にはオススメ。さらには軍服、俺様上官攻が好きな人にはもっとオススメ。表題作中からでている、後半のお話の軍人さんなんかは、相手少年とこちらのツボをぐりぐり押してきてもうたまらない。愛があふれて、結果、表題作へと続くのかと思うと、胸まで潰される思い。もっともっと救いを！と思うなら、同一人物でないけれど、同じく俺様上官攻×強気生徒の『陸軍恋愛士官学校』がオススメ。こちらはコメディ要素が強い。『愛玩少年』からの『陸軍恋愛~』は心が洗われる！ちなみに、著者さんの別の本には、今回の軍人さんの小話が載っています。清瀬の家を訪ねて…という話。

大正・昭和初期のレトロな雰囲気が好きな方や江戸川乱歩などが好きな方にはとてもお勧めです。耽美でサディスティック、退廃的、そしてかなり倒錯しています。登場人物はみなクセモノで変なんですが、それぞれのルックス・性格ともに個性的で面白く読ませてくれます。絵にもストーリにも独特の色気があり、大好きな作家さんです。後半は元軍人の過去を辿るストーリーですが、こちらが秀逸。軍人時代の制服姿が格好いいことこの上ありません。恋人への愛情が深かったからこそ現在こんなに倒錯しているのかと思うと、切なくやり切れません。読後感は良いとはいえませんが、それがかえって心に残ります。サディスティックなのに一途に恋人を想うコワモテの男性を描くのが本当に上手いです。惚れ惚れしてしまいます。

すごく面白かったです。世界観とか人物とか、キャラと台詞が途中で崩れるマンガが多い中、最後まで一貫して丁寧に描かれています。硬派でSな男性が好きな人にはおすすめ！

白髪赤目の美貌の男爵×貧しい少年、平民上がりのS将校×候補生。両方とも健気受け。男爵の方は、異端者の美しき群れに囲われる少年の話。ややイタブリもの。将校のほうは、いいですねえっ！！５ですよ、大満足です。もう１０点あげたいくらい。軍服S攻めの良い見本。このアメ鞭加減（ほんとにアメと鞭ですが……）素晴らしいです。わたしはコメディの「陸軍恋愛士官学校」より、断然こっちのほうが良かった。

後藤と清瀬に☆５。この二人の話がもっと読みたい。笑顔の後藤がみたい。表題作より、ハマってしまいました。

うーん、描きたいモノがしっかり、ハッキリしていている作家さんですよね、好きです。設定も好きです。でも、、、、、『男妾』のほうが好きでした。で、結局男爵が何者かわからなかった、、、のは私だけでしょうか。水上先生の長編が読んでみたいーー。

レトロが大好きな作家さんのようですね。自分のテリトリーではなかったのですが手を出してみましたが…やっぱりダメでした。ソフトSMくらいなら大丈夫なんですが、流血、アザ、傷(裂傷)、複数、死体、叩くではなく殴るなど自分のソフトSMガイドラインからは外れたものでした。甘い関係の上でのSMではなく闇の中での理不尽なSM、迷走っぷりがダメでした。上記のようなものがダメな方は注意です。

設定は好き。とくに後半の軍人のほうが好みでした。どちらにしても１冊１話にして内容を掘り下げてほしいですね。男爵のほうは少年の出会いはいいけど、数年後少年が無条件に男爵好き好きなのが、違和感感じました。軍人のほうも、少年もとからホモ？ってかんじだった。

ストーリーはとってもよく水上シンさんのお話はどれも好きなのですがこの愛玩少年に出てくる後藤さんという人が悲し過ぎますメインのストーリーのあとに後藤さんのストーリーがあるのですがそれを読んだ後に再度読み返すと心が痛みます…本当に愛玩少年自体はとても良かったのですが後藤さんのせいで心が痛んで辛いです…この辛さに耐えられるのであれば是非オススメしたい一冊です。しかし後藤さんのせいで評価は星3です…どうか後藤さんに救いを!

この作者さんの作品好きなんですよね。いつも思うけどそんなに面白くないんです。絵と雰囲気は良いけど。パイレーツオブカリビアンよりシザーハンズが好き。みたいな感じの好きです。