レビュー一覧

☆4.5。不眠と添い寝BL。作者様の作品は疲れた人を揺さぶって全力で癒しに来るようなところがあって、まずそこにハマってしまう。眠りもテーマになることが多いですね。おとぎ話の中に入り込むような感覚は、「化け猫〜」「See you later〜」やご本人のその他の作品と共通していて、その唯一無二の世界観に星を捧げます。ストーリーは普通でありながら作品としてはやはり非凡で、作者様お好きな方は満足感あるのではないかな。

やばい、可愛すぎるし、癒される。キャラの表情もすごく上手だし、背景とか服装も丁寧に書き込まれててすごいです。読んでて、赤ちゃんって死ぬと寝るの区別つかないから寝るの怖がるって話思い出しました。寝るのって気持ちいいけど怖いよね、っていうのを煮詰めて恋愛にして大量の萌えも混ざるって、作者さん天才か？ハッキリした起承転結！が好きな方には向かないかもしれないですが、ゆっくり曖昧さも含みつつ柔らかく進むお話が好きな方には超おすすめです！！！

うーん。大好きな作家様だけど、今回のお話はまったく受け攻めの心情に共感出来ず、萌えどころもなく…。正直、二人の思考に何がなんだか全然、理解出来ませんでした。すみません。二人の惹かれ合う理由が弱くて屁理屈にしか思えなくて…、受け攻めとも両方のキャラに魅力を感じず、キュンキュンするシーンもセリフもほぼなく。この作家様のもっと普通に素直な心情の惹かれ合う受け攻めのお話が読みたいです。今までのお話の中で一番こじつけ感が強くて、読んでて辛かった。

絵も上手いし、ストーリーに独創性もあって良いんだけど、睡眠というテーマなだけに夢みたいな表現が多くてあちこち飛んで分かりづらかった。特に願望なのか実際起こったことなのかが曖昧で、考えのト書きが2人の内のどちらなのかはっきりしなかったり。読んでいて面倒臭くなった。エチはあるんだけど、後輩はスーツだと細いのに、ぬぐとどっしりなのがアンバランスと思った。

☆2.5ぐらい。好きな作家さんなので，どうしても期待値が高くなってしまうのですが，今回は引き付けられる要素がほとんどありませんでした。なによりも，二人にはお互いのことを好きっていう気持ちが本当にあったのかなぁと…肝心のところが一番弱かった気がしました。この作家さんの得意とする言葉選びや仕掛け（椅子やオズの魔法使いにかけたエンディング）は面白いなと思うのですが，それらが二人の感情とかみ合っていなくて，つまり，なくてもよかったのでは…という感じです。別作品に期待です。

「不眠と添い寝」という被せはあるものの、仕掛けや舞台装置がない、多分今までで一番普通のラブストーリー。キャラが好きなら乗れると思います。私は１話の時点ではワクワク、２話終盤「もう用済みですか」のモダモダで後退。後輩くんは１話の飄々キャラが好みだったなぁ。割とすぐ“二人の世界”がフワフワ展開。独自の視点や暖かい関係はいつも通りだけど、とにかく言葉を重ねすぎというか回りくどい印象も。添い寝=「セックス」へ直行しがちな所、「傍らで眠るのを許すのは、安全でないあなたを受け入れること」には目からウロコ。早寝さんはいつもこういう気付きをくれる。椅子のエピソードもとても好き。「同じ夢を見れなくていい。隣りで眠りたい」、愛に満ちた優しい世界です。

面白そうだと思い購入してみましたが、よく分からない表現でした。話とかは分かるんですが、夢の表現が多く、話がとっつきにくかったです。読んでいてめんどくさいというのが率直な感想です。キャラはよかったと思う部分もありました。

添い寝の話。オズの魔法使いを知ってないと言葉の意味が分からないかも。。。わりとまとまって描いてるんだけど、なんかしっくりこない。。。

スリーピングビューティ（眠り姫）をもじったタイトルも、オズの魔法使いも、童話っぽい雰囲気に掛けてみた、くらいの感じ。風味づけだけで、話にうまく絡んでない。そこを大事にするあまり、モノローグがモリモリふくらんで読みにくくなった。飾り付けなくてもシンプルに２人の気持ちに添うだけで、十分良い話になったと思う。少なくとも「オズの魔法使い」を読まないとわからない、というような重要な絡み方はしてないと思います。

初めての作家さん。絵がきれいで、試し読みの先が気になって購入。思ったよりサラッと読めてしまった気もするけれど、「オズの魔法使い」と「不眠症」と、こんな風にうまく繋げて１つの物語になってるのが、私にとってはなんだかすごく新しくて！この方の他の物語も読んでみたい気持ちになりました☆