レビュー一覧

心理描写がとても丁寧に書かれていて、読んだあとに満足する一冊です。

歳の差、先生が好きな方はとにかく読んでください…攻め受けの好みは分かれるかもしれませんが、私はこの設定がドンピシャでした。

幸田先生の作品はあったかくて大好きです。この作品は理想の展開でした。先生と高校生の立場の時には一線超えて無いし（思わずしてしまったハグは有り、でもそこから卒業まで何も無し）、6年後の同窓会での再会で結ばれるし！その6年間の間に湊が他の男と付き合ってみて、先生への想いが本物だって見極めたのも良かった。高校生の時の湊は先生への想いが真っすぐで可愛くて。なのに6年後は色気ある感じになっちゃって！背の高さも同じくらいに。立場も逆転してるような？湊が攻めだしね。先生はノンケなのによく受けを受け入れたなぁとは思ったけど。指入れられて「え」みたいな戸惑いはあったけど、その後は朝チュンと少しの回想シーンだったので。切なさときゅんと付き合ってからのあまあまをご馳走様でした！

黒沢くんに抱き潰す！何て言われる日が来るなんて想像もしてなかったよね先生！末永くお幸せに。

題名から切ないラブストーリーだと思っていました。中盤までは切ないストーリーでしたが、こういう形の終わりでよかった。やっぱ、いろいろあったけど結局はハッピーエンドっていうパターンが一番好きです。単純だけど。

先生と生徒のお話はだいすきですが、その中でもグッとくるしリアルな感じもしました。

学校という狭い社会だからオトナは、子どもから青年になる途中の生徒の揺らぎを、一過性だと思うよな。物語の主人公だから一過性では無いんだけど。その後の元高校生君は初恋が終わり、これでおしまい、なのだろうか？何故か彼等にはまた別の道があるような気のするエンドでした。

優しい雰囲気が終始漂う先生の作風が大好きです。キュンキュンできる。久々に色々読み返しました。

すごく好きです。時の流れが一気に進む展開はびっくりしたけど、それによって2人の関係性がぐっと進むので読んでいて引き込まれました。

タイトルから結末は想像できると思うのですが、この作家さんの絵のタッチと目線と台詞がめちゃくちゃしっくりはまっていて好きです。ちゃんとお互い成長してるというか、過程が見えないのに表れていて、大好きな作家さんのお一人です。