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いちいち「ん」がゆるキャラで隠れるｗｗのは置いといて、き○たま膨らんでることを除くと、ゲイの日常的なモヤモヤをかいている、中々続きが気になるストーリーだった。（１話のみ読了

タイトルはずいぶん刺激的だし、ギャグテイストも若干交えているけど、基本的にはいたってまじめなお話だと思います。

タイトルにだまされる事なかれ。阿呆にもわかりやすく描いてくれています。大変インテリジェンスな道徳のお話です。障害ないし困難を抱えた人＝真、マイノリティ性別の人＝バーのママや処賀先生、マイノリティ性別に偏見を持つ人＝真の父、という社会の縮図でもあります。キン夕マ云々はとっかかりやすくするための釣り餌。作品テーマでもある“差別”。差別と区別は似ており、場合によっては同一でもあります。しかし、区別はどこから差別になるのか？という問題。２巻の真父と真祖父の会話が全てを物語っています。真父が偏見的思想を持つのは個人の自由の範囲。けれど、それを口に出したら、ましてや当事者にぶつけたら、非難として投げかけたら、その瞬間から“差別”になる。ということをBL仕立てで描いてくれています。これは小学校の学級文庫にしたい倫理道徳的名作。それはそれとして、BLとしてもすごく良い話。性癖でしか星を付けない私が、性癖を超えて星百億個花丸つけたい。